終の住処プロジェクト 第4回 報告

2024・1・25

  元旦からいきなりの能登大災害 「おめでとう」を言うことも憚られる 2024年のはじまりでした。私たちせせらぎの10人はテレビから流れるニュースに驚きつつも まずは元気に新年を迎えました。

さて終の住処プロジェクトですが 12月の遺言公正証書につづいて 1月は「尊厳死公正証書」(同様のものに「最後の医療についての意思表示書」「エンディングノート」「リビング・ウィル」というのもあります)をテーマとして話し合いました。

 

今まで3回話し合ってきましたが 老衰・認知症・がんなどの病気が進行し 最期を意識するようになったとき 終末期医療をどのようにしてほしいか 「意思表示書」を書き残しておいたほうが 医療関係者 介護をしてくれる方 お世話になる方 家族などに迷惑をかけないのでは・・・という話が出ました。

そこで尊厳死についての書式をコピーしたもの4種類を見ながら 皆で話しあいました。

①coco湘南の西條節子さんが書かれた書式

②かまくら地域介護支援機構が作った簡素な書式

③同機構が作った 医療行為について細かく意思表示ができる書式

④法務局で公証人によって作成された尊厳死公正証書

いずれの書式も 意思表示書として書いて印を押してあれば 終末期医療の場で周りの人がそれを見ながらあまり迷わずに医療を決定できる書類。くわしく表示しようと思えば胃管 胃ろう 点滴(中心静脈栄養) 心臓マッサージ 人工呼吸器 酸素吸入 麻薬 ステロイド 放射線 神経ブロック 緩和目的の手術 人工透析 最期を迎える場所 などについても意思表示ができる書式もありました。

しかし急変や事故などで 救急車で医療機関に運ばれてしまったような場合 どうなるでしょうか?

「入院する」ということは「治療を受けたいという意思表示」らしいです。その場合本人の意思表示書があったとしても 家族の同意が得られていなかったり 法的な効力がなかったり 意思表示書が見つからなかったり・・・本人が希望する通りにいかないこともありそうです。素人の話し合いなのでわからないことばかり。この辺りは次回 もう一度きちんと情報を整理したいと思います。

自分らしい最期を迎えるために 尊厳ある死を迎えるために まだまだ準備しなければならないことがあるんだな〜

 

次回は今回の続きを話し合います。そしてライフサポーターさんお二人に参加してもらい 入居者が最期を迎えるにあたり 介護施設でないグループリビングで どの程度のことを援助・支援してもらえるのかを確認し合うことになりました。   (入居者・土)スクリーンショット 2024-01-29 142207

元旦 玄関で 勢揃い