cocoせせらぎに暮らして 2021・6・102021・6・10
せせらぎの菜園ではトマト キューリ ジャガイモがすくすく・・・
「ごちそうさま!」
私たちは四季おりおりのご馳走をいただける めぐまれた身分です。畑で採れたえんどう豆やキュウリがもう口に入りましたし 最近あつくなりはじめたら さっそくスイカのデザートも出ました。一人一人の誕生日には その人の食べたいメニューを聞いて工夫し ケーキとビールも添えて 祝ってくださいます。
4人の食事スタッフは みなさんcocoせせらぎから自転車で数分のところに住んでいる主婦の方たち これまで培ってきた技術・情報・愛情・・・が籠められた それぞれがたどってきた人生を感じさせる夕食を作ってくださいます。献立・買い物の仕方・料理法・味付け・盛りつけ 4人の方それぞれの人柄を感じさせ 毎夕「今日はどなたが当番かな? なんのご馳走かな?」と 食堂に下りていくのが楽しみな毎日です。
みんなが集まると コロナ前は「パ・タ・カ・ラ パ・タ・カ・ラ・・・」と唱え 口や喉の体操をしてから”いただきま~す”だったのですが 今は感染が心配なため省略して 小さな声でそっと ”いただきます” そしておもむろにマスクを外して さっと食べます。「これはなんていうメニュー?」「どうやって味付けしたの?」「」どこで買ったの?」など スタッフさんに質問。「この味付けははじめてやってみたの」「ふーん・・・ おいしいね~ はじめて食べたわ」
こんな会話をしながらも スタッフさんは帰り支度です。家でご家族が待っている方もいて 片づけは私たちがやるのです。 その帰り支度を見てさっと立ち上がるのが 男性の I さん。裏の出口までお見送りです。「お疲れさまでした、おいしかったよ」と笑顔でドアを開けて スタッフさんを送りだすと ドアの鍵をカチャ!
最初は 送りだされるスタッフさんは恥ずかしそうに「いいのに そんな・・送らなくても」と言っていたし 口の悪い私たちは「あ、またドアボーイが・・」とか からかっていたのですが 毎日 笑顔で送りだされ 薄暗いところで鍵をかけなくてもよくなったスタッフさんたちは嬉しそうに見送られるようになり 私たち女性陣も I さんがみんなの「ごちそうさま」の気持ちを代表して見送ってくれているのだと ありがたく思うようになってきました。
I さんが不在の日ももちろんあります。そんな日はもう一人の男性 Mさんがすかさず立って裏口へ。男性はあまり笑顔を見せない人が多いように思うのですが せせらぎの男性お二人は なぜかとびきりいい笑顔 (^_^) 一日一度 みなで顔をあわせる夕食の時間は このようになごやかに過ぎていきます。 (R)