久地梅林を訪ねて
2025・3・1
2月24日は朝から雲一つない青空、まさに冬晴れの1日となりました。
近場で梅の満開を見たいと、ネットで検索したり仲間に聞いたりで、バス一本で行ける久地梅林公園に行くことにしました。
バスで40分弱、下車しても案内もなくまごまごしてしまいました。
道ゆく人を捕まえてはいつもの通り聞いてまた聞いて・・・です。
ネットでは徒歩4分とのことでしたが 杖をついた我ら2人には倍の時間がかかってしまいました。
多摩川から流れる小さな川を渡ったところに久地梅林公園はありました。
あまり大きな公園ではありませんが、中央は子どもが遊べる広場になっていていました。遊具も置かれていて、振替休日の今日はお父さんらしき人が子どもとボール蹴りをしたり、自転車の練習をしたりとのんびりしたいい雰囲気でした。
周りは少し小高くなっていて、紅白桃色の梅が全て満開、枝垂もありました。
最初は気づきませんでしたが、北原白秋がここを訪れた時の歌碑がありました。
「久地梅林の梅」
君がため 未明(まだき)に起きて 梅の花
見に来たりけり まさやけき花
白秋
当時この辺りの梅は有名で屋台も出るほどの人出だったらしいです。
不勉強の私は“まさやけき”にはてと思い少し調べてみました。
ま は形容詞の接頭語 さやけしは 漢字では明けし、清けしと書く
まさやけき花は梅の花を指すわけですが、
意味としては『そのものが澄んで清々しく美しい』となりそうですが、
鉄幹を指し示しているのではないかと思いました。
帰りはまた梅林バス停に戻り、溝の口へ
昼過ぎになっていましたので、以前から気になっていた手打ち蕎麦屋でランチしました。
満開の梅とほのかな香り、風が吹くたび舞う花びらに癒されて
美味しいお昼もいただき、
その上 一日目標の5000歩もクリヤーして
素敵な1日を過ごしました。
風薫る久地の梅林陽もうらら幼子の声微かにきこゆ
(入居者・石)