老人、高齢者、年寄りという言葉は自分にはまだ縁遠いものと思っていましたが、たちまち自分もその年代に入ってしまいました。
高齢化社会の現状は国や行政は宣伝しているが、対策は目に見えて進んでいるとは思えません。
一方で、高齢者をターゲットにした商業資本の進出は目覚しいものがあります。
これらの施設は、いたれり、つくせりの手厚い看護つきを宣伝していますが、はたして高齢者はこのような暮らしを望んでいるのでしょうか。
私達が望んでいる老後とは、元気な暮らしを求め、自分のことは自分で決めて行動する(自立)。
10名程度の人数で生活のルールは話し合いで決め、助け合いの心(共生)を持って暮らす。新しい暮らし方を望んでいます。
このような暮らし方こそが、世界でもまれに見る日本の高齢化社会の新しい暮らし方、生き方であろうと、志しをひとつにする一般市民が集い、勉強会を重ね、確信を持つにいたりました。
幸い建物を提供してくださる人もあらわれ、運動も一気に進みました。運営組織としては情報公開を行い、社会的信用を高めていくことができるNPO法人が最適と考え、平成25年8月28日NPO法人川崎北部グループリビングの認証も受けました。
同年12月に着工し、平成26年3月16日に上棟式も終わり、7月に入居を開始しました。現在入居募集中です。
NPO川崎北部グループリビング
代表理事 前田 由子