コーヒータイム

2024・1・25

10時頃になると食堂に三々五々あつまってきてコーヒーを飲みながらの ”おしゃべりタイム” がはじまったのは 昨年秋の終わりころだったと思います。

以前から男性の I さんが「朝一杯のうまいコーヒーが飲みたいな」とよく言われていましたが きっと長い現役生活で 朝一杯のコーヒーという習慣がついていたのかな・・・と聞いていました。

そんなある日 彼が「コーヒーメーカーをレンタルしてみたから 飲みたい人がいたら食堂に降りてきて!」と。好奇心旺盛な女性軍2、3人 どんなコーヒーが飲めるの?と次の朝さっそく食堂へ。

調理テーブルの上にデンと置かれていたのは 黒い本格的なエスプレッソ・コーヒーメーカー。「何やらトリセツが面倒くさいから あなたたちやってみて」とあなた任せの彼。しかたなく機械に弱いのに私たちは あーでもない こーでもない とトリセツとにらめっこ・・・コーヒーメーカーを始動させるのに ほんと苦労しました。一杯目のコーヒーがやっとコップの中にチョロチョロと出てくるのに1時間くらいかかりました。

わ〜〜いい香り! 濃い茶色のトロッとした温かいコーヒースクリーンショット 2024-01-29 140707

一杯 長い人生の疲れを一瞬溶かしてくれるような魔

法の液体 鼻の奥のほうにとどく香りに 若いころの苦い思

い出もふっとよぎるような。

それ以来 なにか行事がない午前中 私たちは食堂に降りていけば美味しい本格的なコーヒーが飲めることになりました。一階の食堂は南向きで 明るい陽射しがいっぱい差し込むなか おしゃべりも弾みます。

「今日は寒いね-」「でもせせらぎ遊歩道の紅梅が咲きはじめたよ」

「オータニの移籍先 決まったよ すごい移籍金!」「へえ〜 なにに使うんだろうね」

「今日はお医者さんの予約日なんだ」「寒いから北風に飛ばされないようにね」「飛ばされるわけないでしょこの体 わっはっは!」

「きのう新聞にこんな記事が出てたよ 読んでみる?」「こんな本あるけど・・・」「このDVD いかが?」と情報交換もさかんです。

お正月も10日過ぎていい天気の朝 5人でコーヒーを飲みながら I さんが暮れに元住吉の蕎麦屋の白子天ぷらを食べたらおいしかった という話題で盛りあがっているうちに

「食べたいねー」からいきなり「そうだこれから食べに行こうよ!」という話になりました。いいねいいね!と 急遽バスの時間を調べるやらコーヒーセットを片づけるやら みんな慌ただしく用意して 11時半にはもう蕎麦屋到着! 残念ながら白子天ぷらは季節モノで今日はありません と言われてガックリ! でもかわりに白エビ唐揚げで我慢して・・・おいしくいただきました。家族づれでにぎやかな日曜日の元住吉商店街を歩いたり バスに乗ったり・・・みな無事に帰ってきました 年寄りの気まぐれな1日。

コーヒーがひょんなことからお蕎麦に! コーヒータイムのおかげです。   (土)