cocoせせらぎに暮らして        2020・9・15

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cocoせせらぎの家庭菜園の紹介          2020・9・15

(Kさんは菜園のボランティアをずっとやってくださっている方です。

私たちは新鮮なお野菜を いつも感謝していただいています。)

 

このグループリビングは H26年7月から入居が開始されました。家庭菜園はH27年4月にはじめて栽培用の土を購入し 施工し 畑の準備を開始しました。菜園の目的は 無農薬野菜を栽培し 入居者のみなさんに安心して食していただくことを目的にはじめました。試行錯誤で開始した最初の野菜は キュウリ・トマト・ナス・ピーマン・シシトウでした。収穫はまあまあと記憶しています。

その後 毎年 秋野菜・春野菜を計画してきましたが 本来まだまだ挑戦したい野菜はあるのですが 残念ながら土壌が悪く 根野菜(サツマイモ・ダイコン・ネギ・じゃがいも等)は栽培がむずかしい状況です。

その後 栽培したものとしてはキャベツ・ブロッコリー・オクラ・つる有インゲン・春菊・小松菜・ゴウヤがありますが 小松菜は虫にやられ失敗 キャベツは定番で栽培しています(入居者の皆さんの評価をいただいています 自画自賛!) 昨年ははじめて里芋をやりましたが今一でした。また 今年はじめてエダマメにチャレンジしましたが、満足のいく収穫ではありませんでした。

まだまだ努力し 美味しい野菜を作りたいと思いますので 入居者の皆さんに食していただければ幸いです! ちなみに2020年の計画書を作りましたので ご覧いただければと思います。                   (K)      

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cocoせせらぎに暮らして  2020・8・20

cocoせせらぎに暮らして   2020・8・20

IMG_0002 (1) アビィフィールド日本協会理事長   I さんが会報に書かれ文章を 転載させていただきました。 I さんは9月にせせらぎ入居予定です。

最後の住み替え 「ついのすみか」へ

私の老いじたくも終盤に入りました。「元気なうちに老い支度ーーすまい編」です。ひとりで暮らす老人の「独居」には諸々の問題があります。日常生活に必須の機能が 老化とともに欠落していくからです。記憶 視覚 聴覚 味覚 嗅覚 脚力 腕力 肺活量等々・・・。「老い支度ーーこころ・からだ編」でいくらがんばっても どうにもならなくなって 自分の老化に気づく年齢になったということです。心身のフレイル(脆弱)が進み 自立できないことが増えて 他人の支援が必要になってくるわけです。だれが助けてくれるか 面倒見てくれるか。いっしょに生活する家族がいなければ 即ち独居です。隣近所を当てにしてはならないし 自分自身もコミュニティ成員としての意識がうすい暮らし方です。

老い支度ーーすまい編では「あなたは老後だれとどこで暮らしますか」という設問があります。自立できていないのに独居であれば 即ちこれが問題を招きます。端的には 倒れたとき 失火のとき ドロボウのとき 地震・洪水のとき 非常連絡手段と通知先は? 警備会社との契約で担保できますが 住まいを選ぶことでも対応できます。

最後の住み替えで 死に場所として選んだ住まいは 「自立と共生」を趣旨として 必要あれば支援してくれる人がいる高齢者向け小規模の 街中にある賃貸集合住宅です。「グループリビング」「グループハウス」「シェアハウス」と呼ばれる住まいの類型です。多額の入居一時金も不要 食事をみんなで食べるスペースを備え 周辺コミュニティとの交流もある。

アビィフィールド日本協会がかつて目指したハウスです。土地建物の提供者と ハウスを創る人たち それを運営しサポートする地域コミュニティ この暮らしを積極的に選んだ居住者 の四者が同じ方向を向いていれば 世代を超えたハウスの運営は可能かと思います。「グループリビング運営協議会」が全国のグループリビング 16 ハウスを繋いでいるようです。首都圏では オーナーズテラス自由ヶ丘 NPO法人暮らしネット・えん coco湘南台 cocoたかくら coco湘南 coco宮内 cocoせせらぎの 7ハウスがメンバーになっており 私はそのひとつを選んで 住み替えることにしました。

毎月の費用は139000円(家賃・夕食・共益費) 入居時には300万円の建設協力金の払い込みが必要です。償却は7年間。ハウス建設の費用分担のようなものとして 7年間に均等に引き落としてもらうものと理解すればよいようです。仮に7年以内に退去する場合は 一定の割合で払い戻しを受けることができます。

部屋はミニキッチン トイレつき 一部屋23㎡(14畳) 3階建 10部屋 食堂 サロン 風呂3ヶ所 現在8人が居住し(9月に10人に)3人のライフサポーター 4人のスタッフがいて相談 食事 掃除 付き添い 買い物など 必要あれば助けてくれます。

ハウスは入居者会議・スタッフ会議・運営会議の三者で時々の問題を協議し 最終的にはNPO法人の運営委員会9人が決定します。入居者も会費を払ってNPO法人の正会員となり 総会での決議に参加するなど 運営に自分の意思を反映できる仕組みです。

サロンは地域に解放し 地域との交流の場となっています。入居者は地域社会のメンバーとして受け入れられ また役割を果たします。

ハウスの立地は東横線元住吉駅 JR南武線武蔵新城駅から徒歩で25分程度(1、8㎞以内)の街中に位置しており 途中の活発な商店街での買い物にまったく不自由はありません。駅からの道順は 川崎市水道局が管理する清流の散歩道 ”江川せせらぎ遊歩道” 沿いです。全長2、4 ㎞ は市中ではまれに見る水辺の道で 沿道にならぶ河津桜並木は見ものです。子どもたち お年寄り カルガモがにぎやかに遊んでいます。

自立と共生が基本ですから 途中から共生できないほどの認知障害をおこせば 退出を求められることもあります。入居者自身がそうならない生き方に努めるでしょう。そのためのさまざまな行事やイベントが用意されているようです。なお 介護と医療は公的保険のなかで 各自が対処します。それをライフサポーターが手助けします。介護事業所と医療機関との連携は整っています。

住んでみれば当然問題が見えてくるはずです。あるべき暮らし方の本質に支障があれば 相談して対処できると思います。ハウス側に原因があるか 入居者側の問題であるかを切り分けて考えてみたいと思います。改めてご報告いたします。    ( I )

 

cocoせせらぎに暮らして    2020・8・5

cocoせせらぎに暮らして    2020・8・5

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ーー6年間の軌跡ーー

2014年7月 私は終の住処としてcocoせせらぎに引っ越してきた。                                             男性2人 女性2人の生活がはじまった。「グループリビング」とうたう 一般的に耳なれないこともあってか 多くの方が説明会や見学にいらっしゃり 言葉では「いいわね 素晴らしいわ」との声はあったものの 入居までは及ばず 4人でスタートすることになった。                                       夕食はみんなでいっしょにしようと 午後6時から。料理は近くに住むベテラン主婦(スタッフさん)が4人で交代で腕をふるって 食卓に盛りつけてくれる。手作りのぬか漬けやらっきょう漬けなど ここに来て食べられるとは思わなかったので感激した。

入居者一人ひとりの誕生日が来るごとに皆で祝ってきて 6年 今年も7月生まれの私の誕生日を7人の入居者が祝ってくれた。ハッピーバースデイの合唱とビールで乾杯。その日のスタッフさんが赤紫蘇のジュースを差しいれしてくださり 色鮮やかなジュースをご馳走になった。素敵なバースデイをありがとう!!

cocoせせらぎには小さな菜園があり ボランティアの方の手で ゴーヤ キャベツ トマトなど 季節ごとに丹精込めて作られ 食卓にのぼりうれしい限り。まさに地産地消。コロナ禍で 外の人との交流はお休みにしているが 夕食は距離をおいて みな一緒に食卓を囲んで 少しお話ししながら共にしている。7人から10人へもうすぐ満室になる。つかず離れずの良い関係を持ちながら私たちを支えてくださるスタッフさん ライフサポーター ボランティアさん オーナーさん 運営に参加してくれる方達に感謝し よりよいcocoせせらぎにしてゆくため1日も長く健やかに生きていきたい。(M)

 

 

cocoせせらぎに暮らして    2020・6・20

コロナ禍のなかで ーーーマスク作りーーー       2020・6・1

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世界中で新型コロナ感染症にみまわれ 自粛生活を強いられていますが 皆さんはいかがお過ごしでしょうか。  cocoせせらぎでも 常時マスク着用 公共スペースなどの消毒 三密に注意しながらの生活ですが 大きな変化の中 知恵を出しあい なんとかみんな元気にのりきっています。

先日ニュースで環境局のゴミ収集の方々が 感染症蔓延の中での収集に大変ご苦労されていることを知りました。そこで夕食の時 そのことを話題にしたところ「みんなで手作りマスクで感謝の気持ちを伝えたらどう?」「それ いいね」「私も作れるよ」「私はメッセージを書けるよ」などとなり できる人ができることをやることになり 早速手持ちの布を利用して マスク作りが始まりました。

完成品を目の前に みんなで「素敵にできたわ」と自画自賛。収集日に ありがとうのメッセージを添えて 渡すことができました。私たちの生活を支えてくださっている方たちが 少しでも安全に仕事を続けていただければうれしいです。(T)

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梅雨に咲くカンパニュラの花

cocoせせらぎに暮らして   2020・6・5

IMG_0008cocoせせらぎに暮らして    2020・6・5

「入居して2ヶ月」

二月よりcocoせせらぎの生活がスタートしました。                     こんな暮らし方がしたいと思い 今までの一人暮らしを終わりにし たのしい暮らしがはじまる予定でした。しかし 自分で思っていた以上に 一人暮らしのしまい方に疲れていたようで 入居して早々に怪我をしてしまい 本格的なcocoせせらぎでの暮らしは 三月下旬からになりました。 まだ2ヶ月ほどですが 私はとても満足した暮らしをしています。

cocoせせらぎのまわりは 草花に囲まれ 緑いっぱいです。せせらぎ遊歩道はコロナ自粛で遠出できない人たちが 散歩を楽しんでいます。カモの赤ちゃんも産まれ 道行く人たちも自然と笑顔になります。夕ご飯もみんなで食べるとおいしいです。おしゃべりに花を咲かせ なかなかお部屋に帰らないのですが 今はコロナウィルスに気をつけながらのおしゃべりです。

お風呂もいいですね。お掃除もせず 毎日きれいなお風呂に昼から入れて 天国のようです。それに週4回も スタッフの方がストレッチ体操をしてくださっています。でも なんといっても一番うれしいのは 娘が近くに住んでいて安心できることですね。

cocoせせらぎの入居者の皆さんと 仲良く たのしく 元気に暮らしていけることが私ののぞみです。私の母は90歳まで 自分のことは自分でがんばっていました。私も めざせ90歳!   そして今より元気になって ここの皆さんと映画を見にいったり 旅行に行ったりできたら最高です。                                         (O)            IMG_0005 (3)          食事も体操も 三密にならないようにバラッバラッになって・・・

 

cocoせせらぎに暮らして   2020・5・10

cocoせせらぎに暮らして  2020・5・10

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3センチほどの小さいクレマチス

   ひとり上手                2020・5・3

今はだれもそうだと思いますが コロナ禍によって ひとりで過ごす時間がガゼン多くなりました。

私はここに来る前の10年間ずっとひとり暮らしだったし cocoせせらぎに来てからも じぶんの部屋にひとりでいる時間が多いので ひとりぼっちには慣れているつもりでした。ところが 家族や友人と会うこともひかえなければならないし 地域の方たちと楽しい時間を過ごすサロンでのcaféも歌も体操も手芸も ぜんぶお休みの今 私は ひとりの時間をいかにじょうずに過ごすか いかに孤独とうまくつきあうか いろいろ考えます。

”アリの孤独”を科学的に研究している人がいて アリを「孤独アリ」「同居アリ(幼虫と一緒)」「10匹のグループアリ」に分けてその寿命を比べました。するとグループアリ66日 同居アリ22日 孤独アリ6日と その命の長さにダントツの差がついたそうです。仲間を探して動き回り ストレスから死に急いでしまった孤独アリ・・・悲し~い。。。                また 孤独が健康に及ぼす影響を調べたアメリカの先生は 340万人のデータから 孤独感が死亡率を26%高めた という結論を得たそうです。孤独を感じるとそのストレスから体内で炎症反応がおき 血管系や免疫の機能が落ちて 病気になるリスクが高まるというのです。        なにしろ 孤独は体によくないらしい・・・

「ひとり」の辛さを私がほんとうに分かったのは主人がなくなったあとでした。朝起きて「おはよう」と言い 寝るとき「おやすみ」を言う相手のいない寂しさ。ひとりご飯は味がしませんでした。「人はだれでも ひとりでこの世に投げ出され そしてひとりで死ぬ」その間 生きていくために集団の中で働いたり だれかを愛したり子どもを育てたりするけれど だれもが一生 心の中にひとりぼっちを抱えて生きていかなければならないという諦め。

でも ひとりぼっちは ほんとに孤独なんだろうか・・・? そう私は思うのです。というのは ひとりでいるとき 心の内がとても明るくにぎやかなのを感じるからです 記憶という花でいっぱいの まるで温室の中にいるようなにぎやかさ。                      心の中の温室には 人の記憶(長いつきあいの友だちや家族 もはや会うことのないなつかしい家族や友人)や ことばの記憶(だれかからもらったことば 本・映画のセリフ・記事が私に語りかけた貴重なことば)や 事柄の記憶(音楽・植物・動物・旅行・歴史・語学・料理や手芸など 私を元気にしてくれるものたち)などの花がいっぱいで 今もあたらしい花が増殖中です。その温室にはいると ガラスごしにあたたかい愛情や 知的な光がさしこんで ”元気で生きなさい” という声が聞こえてくるようです。「ひとり」だけど 充実した孤独の日々。

ところがある日 その温室がふっと消えて あたたかい記憶がすっかり色あせる日もきます なにかをきっかけとして。。。絶望的な孤独がおそってきます。水の中に沈んで浮かびあがれない なにものも私を助けてくれない感じ。                            それは心の中から温室を追いだした状態なのだと だんだんわかってきました。温室を心の中におくか 手離すか 決めているのは自分なのだ・・・絶望的になって自分で温室を追いだし 自分や人を信じなくなり すべてに興味や意欲をなくした状態だ ということが。このことがわかるまでにずいぶん時間がかかりました。

そんなことを考えていたとき テレビのインタビュー番組でカトリーヌ・ドヌーブがこんなことを言ったのです。「孤独は必要です。私は孤独のなかで自分と過ごす時間を大切にしています 孤独は私にとって人生の一部です。」背筋をスッと伸ばして言ったドヌーブ。スクリーンのなかでキラキラ生きる女優でも 孤独ということばと無関係ではないんだ でも彼女もきっとすてきな温室を心の中にもっているんだろうなぁ と思いました。

映画の新藤兼人監督の晩年の生活をドキュメンタリー風に撮ったものを見ました。「私は乙羽さんが亡くなって ほんとにさびしい。でもこの孤独をじゅうぶんに深く感じつつ生きる」と言ったことばが忘れられません。人間として孤独をじゅうぶんに味わおうじゃないか という前向きな決意。                                          私も「ひとり」を上手に生きていく人間になりたい。。。

cocoせせらぎでの共生の生活をえらんだ私たち 一人一人がちがう人生を歩んでここにたどり着きました。それぞれの「ひとり」を大切にしつつ助けあっていける場所 ここは”ひとり”の生活と”みんな”での生活のバランスがとてもいい住処です。

コロナで外に出られない今 私のひとり上手は だれもいないサロンで壁にむかってピンポンの玉をうつ程度なのですが・・・                               前後 右左 強弱と玉がとんできて ひとり卓球もなかなか奥が深いです。

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お散歩中にテディベア探しをてもらおうと作った掲示板

 

cocoせせらぎに暮らして   2020・4・24

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新城で見つけた海棠の花

cocoせせらぎに暮らして                                    2020・4・24

私のcocoせせらぎ入居顛末記

2019年9月 ペシャワール会 中村哲医師の講演がエポックなかはらで開催されることを会報を通して知り さっそく申し込んだのがきっかけ。なんとそこで受け取った「cocoせせらぎ」の一枚のチラシがご縁になりました。10年以上前からペシャワール会の会員でしたが 会費を納め 中村哲先生の講演が都内近郊であるとオッカケるという余り熱心とはいえないオッカケをやっていたのですが・・・

cocoせせらぎのチラシ説得力あり!! 実は体力に限界を感じ 75歳までには有料の老人施設に入ることをめざし あちこち見学していた矢先でした。まず入居金の安さにびっくり! 環境は? 目の前をせせらぎが流れ 散歩道あり。環境は気に入ったのですが ただ最寄駅が遠いのが難点。職場のある春日(都営三田線)まで往復2時間。ただし元住吉から乗ってしまえば座って延々50分。思案の末 入居を決め 引越しを2月末に設定した途端に 1月末に足の骨折!! 全治4ヶ月とのこと。2月末にようやくギプスがとれ 引越しの準備もボチボチできるようになりました。そして3月16日にようやく入居。

入居して1ヶ月足らずで まだ全体が見えたという訳ではありませんが とても居心地の良い所と思います。”自立と共生の理念をかかげ” て運営されているこの施設が どのようにこれからさき 生きのこれるか 超高齢社会の課題ではないでしょうか? 10年20年先の未来が明るいものになるよう 入居者の皆様 ライフサポーターの皆様方と力を合わせていきたいと思います。  (S)                                         IMG_0021せせらぎ沿いに咲いたフジの花

 

 

cocoせせらぎに暮らして  2020・4・1

IMG_0010 (2)        cocoせせらぎに暮らして        2020年4月1日

 

 カミュの『ペスト』                2020年4月1日

コロナ・コロナで3月が終わり 4月にはそろそろ終息かと思いきや ますます広がって私の方へ確実に近づいてきているようで おそろしいです。まさか私の人生でパンデミックがおきるとは・・・人生ってわからない。 20歳のころ『ペスト』を読んだときには 感染症は遠いアフリカ大陸の話と思っていました。

今回のパンデミックのおかげで ノーベル賞作家カミュのこの小説がふたたび読まれているとの報道があり なつかしく 本棚から出してきました。

フランスの植民地だったアルジェリアの小都市オラン おそろしい伝染病ペストがはやりはじめ終息するまでの一年間の町の人々のようすが 若い医師リウーの目をとおして描かれています。

緑のない白褐色一色の街並み そこにペストと猛暑がおそって 封鎖され 人々は血と膿にまみれて死んでいきます。医師 病院 治療院 収容所 墓場の数は足りず(これは今まさにイタリア フランスでおこっていて もしかして日本でも命の選別が行われるかもしれない瀬戸際です)

・・・カミュはオランの町でペストに苦しみもがく人々を 数人に焦点をあてて書いています。

恋人をフランスにのこしてきたためにオランからの脱出を何度もこころみるフランス人の記者 ペストは神の試練だと説く神父 小説を書きたいのにいまだに最初の一行目からすすめないでいる役所の勤め人 ペストが来るまえに自殺未遂をおこし自分だけでなく皆が苦しむペストがむしろこの町から去らないようにと望む男 遠くはなれた結核療養所にいるリウーの妻 そして襲ってきたペストにたいして医師としてもっている力すべてを尽くしてたたかうリウー。

リウーは 第二次世界大戦中ドイツナチズムとの戦いに身を投じたカミュ自身とも解釈されています。でもペストとの戦いは ナチズムばかりでなく 死 病 どんな人間もが内側にもっている悪徳 貧苦 戦争など 人生のどうしようもない理不尽さへの抵抗ともいえます。

天上の神に解決を求めようとする神父の「ペストは 不信仰なわれわれに神があたえた報いであり 神にゆるしを乞うて救われるほかはない」という言葉にたいして リウーは「あらんかぎりの力で死とたたかったほうがいい 神が黙している天上に目を向けたりしないで。ペストとたたかう唯一の方法は誠実さということ つまり自分の職務を果たすということだ。僕は聖書よりは心をひかれるのは 人間であるということだ」と言います。

『ペスト』は人生に3回読んだめずらしい本です。大きく迷ったときに読んで そのたびに「力が足りなくても誠実に自分の職務を果たせばいい 神に頼るのではなく」というリウーの言葉に励まされました。

地球全体にひろがった今回のコロナに人類がどのように立ち向かうのか カミュがどこかで見ている気がします・・・                                  (R)

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cocoせせらぎに暮らして

   

   やわらかい新キャベツ                 2020・3・20

今年の春も 夕食に何回もキャベツのご馳走がでました。ロールキャベツ キャベツのクリーム煮 キャベツスープ 味噌汁 千切りキャベツ ごま油のキャベツサラダ 焼きそば・・・食事スタッフの方々のおかげで わたしたちは採りたてキャベツを思いきり楽しむことができました。

寒い冬のあいだ 食堂の前にある「せせらぎ農園」ですこしずつ大きくなり そのうちうちわのように広がっていた葉っぱがまんなかに向けてまるまっていく不思議さ。

2月のはじめ頃 もう採ってもだいじょうぶだよ!と植栽ボランティアの小松さんの一声で 最初の一株を収穫。薄緑色のさわればパリッと裂けるような新鮮キャベツでした。サクサクとしたやわらかい食感 甘み やっぱり採りたてはちがうね~と言いながら 感謝していただきました。

10株あったキャベツは みるみるうちにみんなのお腹の中へ。

あと2、3株残っているけど・・・だいぶ食べたし あとは欲しい人に分けようか? あれっ、でも怪我で入院中の方がもうすぐ帰ってくるし 新しく入所する方ももうすぐ来られるから 冷蔵庫にとっておこうか? ということで ビニールにきっちり包んで冷蔵庫の中へ。

しばらくして せせらぎ産のキャベツがその方たちの口に入ったのはもちろんのことです。(R)

 

緑色がふえてきたせせらぎ遊歩道

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cocoせせらぎに暮らして no.5

cocoせせらぎに暮らして no.7 2020/3/13

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cocoせせらぎに暮らして  no.7

コロナ・クルナ の毎日です            2020年3月13日

お正月には まさかこんな日々がくるとは思ってもいませんでした。1月の末に カフェのボランティアさんが「コロナに用心して 2月からせせらぎに来るのをストップする」と宣言したので 「だいじょうぶよ〜 すぐにおさまるから」と笑っていました。
ところが 武漢 クルーズ船 日本のコロナ患者 韓国 イタリア イラン アメリカへとあっという間に広がって 3月半ば 今や世界をひっくりかえす勢いです。

体に免疫をもってしまえば 今までのインフルエンザと変わらないくらいのウィルスらしいのに 人類がまだ遭遇したことのない新型だったために 人が亡くなっていくし 学校は休みになるし マスクばかりでなくトイレットペーパーまで消えてしまうし 株価は下がるし。倒産・ホームレス・自殺の増加・・・などとわるい予想が頭をよぎります。厳しい生活をしている人々はますます厳しくなり 社会全体がコロナをきっかけに揺らいでいます。

とくに高齢者は要注意とのことでcocoせせらぎでは 火曜日の体操・すいようカフェ・うたの会・手作りの会・カラオケなど 人の出入りのある活動はまずは3月いっぱい中止ということになりました。地域にとっていい居場所になることを願って活動し 地域の方も楽しみにしてくださっていたのに ほんとに残念な中止でした。

消毒剤が手に入らず やっと買えたクレゾール石鹸で 玄関から3階まで取っ手や手すり 電気のスイッチなど 気休めだと思いつつも「コロナ・クルナ・・・コロナ・クルナ・・」と毎日磨いています。おかげで全館クレゾール臭くなった日もありましたが せせらぎクラスターが起こるよりはマシかと。

コロナが無事におさまりますように^人^

そしたらまた せせらぎのサロンでお目にかかりましょう! 座りやすいパステルカラーの新品の椅子を用意して お待ちしています。
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