カテゴリー別アーカイブ: COCOせせらぎに暮らして

こんにちは!せせらぎカフェ&まちかど保健室です。(3月)

お ひ な さ ま に 魅 せ ら せ て

 

今日はかわいいお友だちが顔を出してくれました。学校帰りの子どもたちです。

「ここは保健室なんですか?」「そうよ、町の中にある保健室。まちかど保健室というのよ」「誰が来てもいいんですか?」「もちろん!いつでもよってね。話したいことがあればお話聞くよ」「お人形さんも飾るんですね。見ていいですか。」「ゆっくり見てください」そんな会話をしました。

ここは、子どもたちも気になるところのようです。

 

そのあとに来てくださったのが、昔の娘さんたちです。ひな人形の魅力でしょうか、女性の方がこのところ来てくださっています。

地域の方々なので、話も色々ですが、今日の話題は髪の毛です。スクリーンショット 2024-04-04 160109

「あなた素敵な色にしているわね。」「私はブルーをメッシュにしているの」「紫もいいわよね」「今度はピンクにしようと思うのよ。あなたも染めてみたら」「私は・・・・。髪も薄くなっているし、気になるところではあるのだけれど・・・」「年を重ねると、どなたでも、髪の毛が細くなって、薄くなった気になりますよね。」「気にしていると気持ちが落ち込むから、少し色を入れると気分が良くなるわよ!」そんな会話がされています。

ある方は、「1週間に1度、ここがあるから会いましょうねといっているのよ。ありがたいわ!」そんな話をしてくれる方もいます。ここは、おしゃべりをしに、安心して来れる場所になっているようです。学校の保健室もホッとでき、安心していられる居心地の良い場所にしたいと思っていたことを思い出しているところです。                    (ボラ・松)

こんにちは!せせらぎカフェ&まちかど保健室です。(2月)

孫 の 心 配

 今日のまちかど保健室はちょっと重たいです。いつもいらっしゃる方が、何か考え込んでいる様子に、「何か心配事ありますか?」と声をかけてみました。話を聞くと、お孫さんが学校に行きたがらないことが気になっている。

クラスでの中でいじめがあり、直接いじめられているわけではないが、次は自分かなと思って、学校に行きたがらないでいる。どうしたものか、と悩みを打ち明けてくれました。

いつも一緒にお茶を飲んでいる仲間が、話を聞いていて、「私にも経験ある」「私は、息子のクラス担任に、学級懇談会で話し合いませんか?」と声をかけたことや、PTAの役をしていた経験のある方は、教頭先生に相談したことがある。など皆さんが色々と声をかけてくれていました。「いじめられている子が一番つらいけど、いじめている子も何か困ったことがあるのではないかしら?」そんな話も出てきました。みんなの話を聞いて、悩みを話してくれた方は「いろいろな方法があるのね。今晩、孫のことを娘や婿と相談して動き出してもらうわ」ちょっと肩の力を抜いて帰路につかれました。    (ボラ・松)

こんにちは!せせらぎカフェ&まちかど保健室です。(1月)

大 先 輩  訪 れ る

 

「お久しぶり!」と言って入ってきてくれた方は、民生委員の大先輩。「この頃あなたを見かけないので、ここに来れば会えるかしら?と思って寄ったのよ」嬉しい言葉です。

自分のことを気にかけていてくれるというのは嬉しいですね。

カフェ&まちかど保健室を訪れる方の中には、元気いっぱいに笑顔で「○○さん、いらっしゃいませ!と声をかけてくれ、私の名前を憶えてくれること、とってもうれしいです。ホッとします」の声もあります。「○○さんまた来てくださいね」と言われると、今まで気になっていたことも忘れて家路につけると話してくれる方もいます。ちょっとした時間でも癒されること大事です。そうです、ここは安心してくつろげる場所なのです。    (ボラ・松)スクリーンショット 2024-04-04 155414

近くの橘公園の木立ち 芽吹きはまだかなぁ

私とCOCOせせらぎ

 

2024・2・28

 私が、COCOせせらぎに、伺うようになって、早くも5年が過ぎようとしています。思えば、 COCOせせらぎとの出会いは、偶然散歩の途中で COCOせせらぎを知り、声をかけて下さり、見学させていただいたことから始まります。

お話を伺ったところ、 COCOせせらぎの方針に共感し、ボランティア合格証をもらってウキウキしていたのを今でも覚えています。その後、ボランティアとして、スタートしました。

カフェの日のコーヒーの淹れ方を教えて頂いたり、手伝ったり、歌を唄ったり、体操をしたり、歌は橘公園で、みんなで発表しました。人前で歌うのはとても緊張しましたが、みんなの明るい爽やかな声が、今でも聞こえてきそうなくらい、印象に残っています。

入居者の方、近隣の方、歌の好きな方の集まりの成果となりました。その他、手芸、マージャンなど、作品を作ったり、頭をひねったり、楽しい会が、沢山開かれ、色んな人達が、毎回の催しを楽しんでいました。

その後、コロナ禍で、色々な催しが、中止になりましたが、やっと再開となり、賑やかな声が、戻って来ました。

今は、ボランティアを退きましたが、楽しく参加させていただいています。

みんなが、自分で、選択し、共に活動することの、楽しみを、いつも感じます。また、入居者の方々や、スタッフとの交流は、実家に帰ったような、ぬくもりが感じられ、温かい気持ちに満たされます。

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私にとって、そういう場があることを、また、巡り逢えたことを、嬉しく思っております。

高齢化社会が、進む中で、居場所となり、共に生きることが、どれだけの勇気になり、力になるか、 COCOせせらぎで、それが、実践されていることに、大きな意味を感じ、参加させて頂けることに、喜びと安堵の気持ちでいっぱいです。

いつまでも、そんな場所で、あってほしいな、と思います。

                                 (ボラ・み)

終の住処プロジェクト 第4回 報告

2024・1・25

  元旦からいきなりの能登大災害 「おめでとう」を言うことも憚られる 2024年のはじまりでした。私たちせせらぎの10人はテレビから流れるニュースに驚きつつも まずは元気に新年を迎えました。

さて終の住処プロジェクトですが 12月の遺言公正証書につづいて 1月は「尊厳死公正証書」(同様のものに「最後の医療についての意思表示書」「エンディングノート」「リビング・ウィル」というのもあります)をテーマとして話し合いました。

 

今まで3回話し合ってきましたが 老衰・認知症・がんなどの病気が進行し 最期を意識するようになったとき 終末期医療をどのようにしてほしいか 「意思表示書」を書き残しておいたほうが 医療関係者 介護をしてくれる方 お世話になる方 家族などに迷惑をかけないのでは・・・という話が出ました。

そこで尊厳死についての書式をコピーしたもの4種類を見ながら 皆で話しあいました。

①coco湘南の西條節子さんが書かれた書式

②かまくら地域介護支援機構が作った簡素な書式

③同機構が作った 医療行為について細かく意思表示ができる書式

④法務局で公証人によって作成された尊厳死公正証書

いずれの書式も 意思表示書として書いて印を押してあれば 終末期医療の場で周りの人がそれを見ながらあまり迷わずに医療を決定できる書類。くわしく表示しようと思えば胃管 胃ろう 点滴(中心静脈栄養) 心臓マッサージ 人工呼吸器 酸素吸入 麻薬 ステロイド 放射線 神経ブロック 緩和目的の手術 人工透析 最期を迎える場所 などについても意思表示ができる書式もありました。

しかし急変や事故などで 救急車で医療機関に運ばれてしまったような場合 どうなるでしょうか?

「入院する」ということは「治療を受けたいという意思表示」らしいです。その場合本人の意思表示書があったとしても 家族の同意が得られていなかったり 法的な効力がなかったり 意思表示書が見つからなかったり・・・本人が希望する通りにいかないこともありそうです。素人の話し合いなのでわからないことばかり。この辺りは次回 もう一度きちんと情報を整理したいと思います。

自分らしい最期を迎えるために 尊厳ある死を迎えるために まだまだ準備しなければならないことがあるんだな〜

 

次回は今回の続きを話し合います。そしてライフサポーターさんお二人に参加してもらい 入居者が最期を迎えるにあたり 介護施設でないグループリビングで どの程度のことを援助・支援してもらえるのかを確認し合うことになりました。   (入居者・土)スクリーンショット 2024-01-29 142207

元旦 玄関で 勢揃い

カリンで愉しむ

 

年末のある日、理事長の酒井さんがまるでサンタのプレゼントの様に、大きなカリンをどっさり届けて下さいました。ご自宅の庭に今年はたくさんなったとのこと、良い匂いが袋から溢れ出してきました。

運営委員会の席でたまたまでカリンの話が出たそうです。

その時に入居者のTさんがジャムの手作りをしている事を伝えてくださり、それがご縁となり、私達にカリンが届いたというわけです。16個もありました。見たこともない様な大きなカリンで、一番大きいのを計ってみると500gでした。

早速ワイワイガヤガヤ、いつもの様に皆んなが楽しめるものを作ることにしました。ここはやはり王道のカリン酒とカリンジャムがよかろうと決まりました。

せっかくいただいたフレッシュなカリンが悪くならないうちに、まずリカーに漬けることにしました。 2023年12月25日漬け込み幸い梅酒と梅ジュース作りに使った大きなガラス瓶が二つあったので利用することができました。(梅酒と梅ジュースは小瓶に移し、おいおい楽しんで飲んでいます。漬かった梅はコンポートとジャムにして消費済みです)

 

【カリン酒作り】

レシピー(1ビンの割合)カリン4個、約2キロ 氷砂糖500g    ブランデーリカー2.7L

丁寧に洗って乾かしておく 縦に四つ割りにして種子を出す

5ミリ〜くらいのいちょう切り(今回皮付きにしました)

カリンと氷砂糖を交互に入れる、(梅酒が甘すぎたので氷砂糖を今回減量)

リカーを注ぐ

カリン酒が飲めるまで半年から1年、時々混ぜるとよい

取り出した実はジャムやコンポートにできる

 

【カリンジャム作り】カリン8個  グラニュー糖2キロ  ポッカレモン  白ワイン

年明けにみんなで声かけして作りました。色々作り方があるのでcookpadで検索

レシピー

皮を剥き縦割りにして種子を取り出す

皮と種子を鍋に移し水を加え15分くらい煮て汁を取り置く

実は2、3m mのいちょう切り、あく取りのため水に漬ける。

つけた水を捨ててかぶるくらいの水を加え、煮汁も加え柔らかくなるまで煮る

柔らかくなったら砂糖を加えるが、焦げ付きやすいのでヘラで混ぜて様子を見る

全体が紅くなるとポッカレモンとワインを加える。(ワインはお好みで)

とろみが出るまで煮詰める(焦げ付き注意)

熱いうちに消毒した瓶に詰めて蓋をする。(2024年1月7日出来上がり)

大きなカリンだったので大量のジャムができ、入居者とスタッフに分ける。

理事長 副理事長にも小分けしました、どうも有り難うございました。

 

結構頂き物があるのでみんなで楽しんでいます。毎日の生活の小さなアクセントです。

( 入居者・石)スクリーンショット 2024-01-29 141419

こんにちは!せせらぎカフェ&まちかど保健室です 1

2024・1・25

 せせらぎカフェ&まちかど保健室を開設して2年が過ぎました。

「どんなところなの?」「長い名前だね。」「何しているの?」そんな声が聞かれるので、ちょっと紹介します。

COCOせせらぎのサロンをお借りして、カフェと相談活動?おしゃべりをしているところです。コロナ禍で、出歩くこともできず、人と話すこともできないという声に押されて、感染予防の対策が少し緩和されたころに開設しました。「誰かに相談したいけど」「私の愚痴を聞いてほしい」「楽しい時間を作りたい」そんな願いをもって始めました。

COCOせせらぎの入居者さんの「地域の方たちとの交流ができたらいいのにな!」の思いにもかかわって、サロンをお借りしての活動です。

地域の方が、集まって、“ワイワイがやがや”それぞれの思いが語れたらいいかなと思っています。相談事なくてもOKです。一度お立ち寄りください。

(ボラ・松)240129142007373

 

コーヒータイム

2024・1・25

10時頃になると食堂に三々五々あつまってきてコーヒーを飲みながらの ”おしゃべりタイム” がはじまったのは 昨年秋の終わりころだったと思います。

以前から男性の I さんが「朝一杯のうまいコーヒーが飲みたいな」とよく言われていましたが きっと長い現役生活で 朝一杯のコーヒーという習慣がついていたのかな・・・と聞いていました。

そんなある日 彼が「コーヒーメーカーをレンタルしてみたから 飲みたい人がいたら食堂に降りてきて!」と。好奇心旺盛な女性軍2、3人 どんなコーヒーが飲めるの?と次の朝さっそく食堂へ。

調理テーブルの上にデンと置かれていたのは 黒い本格的なエスプレッソ・コーヒーメーカー。「何やらトリセツが面倒くさいから あなたたちやってみて」とあなた任せの彼。しかたなく機械に弱いのに私たちは あーでもない こーでもない とトリセツとにらめっこ・・・コーヒーメーカーを始動させるのに ほんと苦労しました。一杯目のコーヒーがやっとコップの中にチョロチョロと出てくるのに1時間くらいかかりました。

わ〜〜いい香り! 濃い茶色のトロッとした温かいコーヒースクリーンショット 2024-01-29 140707

一杯 長い人生の疲れを一瞬溶かしてくれるような魔

法の液体 鼻の奥のほうにとどく香りに 若いころの苦い思

い出もふっとよぎるような。

それ以来 なにか行事がない午前中 私たちは食堂に降りていけば美味しい本格的なコーヒーが飲めることになりました。一階の食堂は南向きで 明るい陽射しがいっぱい差し込むなか おしゃべりも弾みます。

「今日は寒いね-」「でもせせらぎ遊歩道の紅梅が咲きはじめたよ」

「オータニの移籍先 決まったよ すごい移籍金!」「へえ〜 なにに使うんだろうね」

「今日はお医者さんの予約日なんだ」「寒いから北風に飛ばされないようにね」「飛ばされるわけないでしょこの体 わっはっは!」

「きのう新聞にこんな記事が出てたよ 読んでみる?」「こんな本あるけど・・・」「このDVD いかが?」と情報交換もさかんです。

お正月も10日過ぎていい天気の朝 5人でコーヒーを飲みながら I さんが暮れに元住吉の蕎麦屋の白子天ぷらを食べたらおいしかった という話題で盛りあがっているうちに

「食べたいねー」からいきなり「そうだこれから食べに行こうよ!」という話になりました。いいねいいね!と 急遽バスの時間を調べるやらコーヒーセットを片づけるやら みんな慌ただしく用意して 11時半にはもう蕎麦屋到着! 残念ながら白子天ぷらは季節モノで今日はありません と言われてガックリ! でもかわりに白エビ唐揚げで我慢して・・・おいしくいただきました。家族づれでにぎやかな日曜日の元住吉商店街を歩いたり バスに乗ったり・・・みな無事に帰ってきました 年寄りの気まぐれな1日。

コーヒーがひょんなことからお蕎麦に! コーヒータイムのおかげです。   (土)

COCOせせらぎ 秋のバスハイク

スクリーンショット 2023-12-18 102755COCOせせらぎ   秋のバスハイク

湘南平 箱根塔ノ沢温泉

2023.12.20

 

去年は内陸に向かって晩秋の秩父の山々を観賞しました。今年は11月30日(木)湘南の海と箱根塔ノ沢温泉を特上の天気を貰って15人で愉しんできました。8時に向かいの薬局店前で乗車して出発、途中行程もスムースに進み、往復とも渋滞なし。

行程は運営委員の木村さんのご提案。湘南平は、富士の偉容全景、振り返ると湘南の海、こんな近場にこんな光景がと感嘆します。旧東海道大磯から歩いて行けるほどの近場で絶好のハイキングコースにもなっている平塚市営公園です。富士山は裾野まで丸見え。四季を通じて愉しめそうな行楽地です。近くの小田原市の松永記念館で電力王松永安左エ門の古美術を観賞する文化活動も忘れませんでした。スクリーンショット 2023-12-18 102729

続いて、小田原厚木国道271号線を軽快に、右手に富士を見ながら一気に塔之沢の温泉宿「湯寮」へ。お昼時になっていたので、ビールを飲みながらすき焼きの昼食を済ませて、入浴。いくつもの露天風呂に2時間掛けてゆっくり浸かり、日頃のストレスを洗い落としました。3時に箱根を降りて、小田原城下お土産商店街で休憩。短い秋の一日もくれて、予定通り午後6時COCOせせらぎに到着。バスチャーター料金を運輸省が規制したり、ガソリン値上がり、運転手不足のため、去年より2割ほど割り増しとなり、食事代、入湯料含めて一人当たり1万2千円の費用でした。妥当な費用対効果の遠足だと思います。来年春の花見バスハイクはいつ何処にしましょうか。

(入居者・池)