野末悦子先生講演会 2020・1・27 cocoせせらぎにて

IMG_0194 (1)(経歴)                                                   1932年東京生まれ 満州  横浜市立大医学部卒 東大附属産婦人科勤務   関東労災 母子愛育病院 川崎医療生協 久地診療所院長 川崎協同病院副院長 1997年コスモス女性クリニック立ち上げ 厚生労働大臣賞受賞 介護老人施設長     2017年 単独久地診療所で診療。 乳がん早期発見に努める。本人も乳がん発症 夫が発見 手術を執刀。

(お話)                                                       更年期の本を多く出版し とくに閉経時のホルモン療法で注目された。 更年期というネーミングが良かったのかよく売れた。それ以後 更年期という言葉を普通に使うようになった。 私はなぜこんなに元気なのか? どうしたら元気で素晴らしい人生を生きられるかと皆に聞かれる。 今年元気で米寿を祝う予定であるが、ホルモン療法のおかげ。

体の調子は 女性ホルモンで補うと元気を保てる。 女性ホルモンを補うことで体がしぼまない。  この療法は外国では前からやっていた  アメリカなどはホルモン療法は当たり前、特に閉経後の治療で多い。 パッチでも張れる。 なぜパッチの方が良いかと言うと 肝臓への影響がすくないから。

ホルモンの働きがいろんなことを事を補う。  閉経にになると骨密度が下がり始める 一年で3%下がって行く。 女性ホルモンには骨を作る作用が有り、 骨は曲がってから伸ばすことは難しい。 毎日を楽しく過ごしたい。     女性の体はいつまでも進化する 進化したり 元気を保ったりするのはホルモンの働き。

ホルモンには 卵巣ホルモン 黄体ホルモンの2種類がある。 妊娠は黄体ホルモンが大切 両方使うことで月経が続くことがある。  日本人は平均51歳で閉経を迎える。 ここから先の人生がホルモンで決まる。ホルモンと言うのは食べ物で補えない(血液サラサラ・・・などの食べ物は有るが)

女性ホルモンの治療には 血管性の病気の無い事。心臓病が無い事が大事で 脳外科や心臓の医者と連携して行う。 できたら閉経時からこの治療を始めると良い。  本人に丁度良いホルモン量のと言うのがある  そして大切なのは、この治療をしようと決めるのは本人。  ホルモン療法は何歳までと言うことはなく、生きている限り効果がある。

私は45歳で乳がんにかかった 完治して 今もホルモン療法を続けている。   ホルモン治療と乳がんが関係あるとよく聞くが ホルモン療法とは関係ない。しかし乳がんが出来てしまったら、ホルモン治療するとがんを育てる作用がある。

(質問に答えて)                                               女性は 自分の体は後回しの生き方をしていることが多いが・・・?  自分が元気でなかったら人の面倒もみれない 後回しにすることはない 細く長く生きるには全身のチェック必要。  自分が辛いときに 人に優しくなれない 余裕がないとダメ                     夫も奥さんが元気でいることが嬉しい。

・乳がんの自己診断の方法は                                             腕を上に上げて もう片方の手のひらで縦に 横に ぐるぐる回りして見つける自己診断で見つける自己診断で見つければ それは早期がんである。 男性も乳がんの可能性あり 200分の1の確率だが。

その他  ・他の病気で病院にかかっていても健康診断は別にちゃんと受けるべき                                      ・      ・がん検診は何歳までと言うことはなく 本人がもうイヤと言うまで。