cocoせせらぎホームページ  2022・5・5

夕食後の散歩を楽しんでいます!!

昨年の夏ころから数人でせせらぎ遊歩道の夕方散歩を始めました。              きっかけは、誰ともなく夕陽が綺麗、茜色の雲の変化が素晴らしいという声があがり、気温も下がり過ごしやすいので夕食後にたまには歩くのはどうかなと散歩グループができたのでした。

入日が薄れて星や月が見え、涼風が吹くのは本当に気持ちがいいものです。スタッフさんによる手作りの夕食をいただいた後の腹ごなしにもなっていますし、運動不足解消の一助にも有効です。

せせらぎの流れは川崎市が下水道を処理して矢上川に流しているのですが、かなりきれいです。小魚や小さなザリガニもいるようで、先日は白鷺がザリガニを捕まえて食べているのを見かけましたし、土日には親子連れが網で小魚を捕まえています。何がいるのと聞くとグッピーとのことにビックリです。                                       遊歩道に沿って街灯が灯り、自転車走行も禁止になっているので私たちも安心して歩くことができます。

夜の散歩の楽しみは、せせらぎの両岸に植えられた草木の変化を愛でることでしょうか。歩きはじめた夏は木々の緑が生い茂り、この木は何だろうとああでもないこうでもないと推測していたのですが、花の季節になると楽しみは倍々ゲームになりました。季節ごとに咲く花は衰えつつある私たちの五感を刺激してくれています。

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圧巻はやはり春、せせらぎの春一番は河津桜でしょうか。固い蕾がピンク色になり一斉に咲きだすさまは、夜間は幻想的です。白梅紅梅,辛夷、桃、そして染井吉野と次から次へと咲き競って私たちを楽しませてくれます。名前がわからないものも多くあります。どれだけの木があるのか,ネームプレートが付いていたらいいのにねーといつも話しています。

木々の変化に目を奪われますが、近隣の住民がたくさんの草花のお世話をしておられますので、 それを見るのも楽しみの一つです。個性あるミニ花壇作りをしているグループもあります。小さな花に目をとめているうち野草の花の可憐さにも気付きました。昔は原っぱでよく見かけた花も生息地が減って見なくなったなーと懐かしさが込みあげてきます。

せせらぎ疏水の春の一大イベントはカルガモの誕生と成長を日々身近で見られることです。今年はすでに三組が誕生しています。それぞれ十数羽の雛が誕生しますが自然界の厳しい生存競争を勝ちぬくのは大変。でもその成長を毎朝夜明け前から毎夕暗くなるまで見守る人たちがいるのは驚きです。人間の生活地域で生まれた鴨は人に守ってもらってるのを知ってるようにのんびりしています。私たちお散歩グループも毎夕の出会いを楽しんだり、見守り隊のお話を聞いたりして成長を見守っています。母鴨が羽を膨らませて眠る小鴨を守るさまはいろいろ考えさせられます。

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歩いてちょっとお喋りもしての散歩を入居者仲間は暖かく見守ってくれています。時には「不良少女! 夜遊びはいけないよ」とか「徘徊とまちがえられないように」などという言葉とともに送り出してもらっています。

 厳寒期はお休みしたもののほぼ毎日歩いているので『継続は力』とこれからも続けたいと思っています。                       (石)