cocoせせらぎ ホームページ  2022・6・20

ミニ菜園となりのミニミニ菜園  

 

食堂の前にはボランティアK氏によるミニ菜園があり、年間を通して多種類の野菜が育っています。

春先の小カブにはじまり、今はキューリ,ナス、トマト,ピーマン、枝豆、ゴーヤ、里芋などが少しづつ実り、また葉を茂らせています。冬にはみごとなキャベツも収穫できるのです。

収穫野菜は入居者の夕食にスタッフの方が活用、もぎたて超新鮮の季節の味で食卓を賑わせてくれています。

けっして広いとはいえない菜園が効率よく、眺めても楽しく美しく、さまざまな話題も提供してくれています。

その素晴らしい菜園の横の、大きさにして畳1/3畳くらいのミニミニスペースを、今回使わせてもらえることになりました。

やはり食卓を賑わせてくれる作物がよいと考え、さっそくTさんに自転車を借りて元住吉商店街まで出かけ、パセリと青シソの苗と土,肥料を購入しました。

一つのポットに数本の苗が生えていたので、根分けをして植えてみました。

よくばりすぎたのでしょうかパセリはしょんぼりして息絶え絶えですが、青シソは私の多大な期待にこたえてくれ、順調に育っています。

そうそう、庭の隅で冷遇されていたヒョロヒョロニラも植え替えました。何回も収穫できるとのこと 楽しみです。

青シソは一度収穫できました,きざんで薬味に変身,いい香りでした。IMG_0009

初収穫にバンザイ✌️✌️

久しぶりに土に触れて気持ちが和みました。

パセリ苗を猫の額の裏庭に 梅雨の合間に一仕事せん       (石)

 

せせらぎ遊歩道で咲いたクレオパトラというアジサイです。IMG_0010

 

cocoせせらぎホームページ      2022・6・6

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せせらぎ遊歩道の ”なつかしい草花” 苑 

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「苑」といっても私たちのつくった苑は 幅1~2メートル 長さが15メートルくらいの遊歩道沿いの細長い小さな空き地です。そこに昔から日本の街中や野原に咲いていたなつかしい草花を植えていこうと思いたったのは 今年の春。 IMG_0075

ことの発端は私のスミレ愛    せせらぎに移ったときにも大好きなスミレを前の家から持ってきて ベランダのプランターで咲かせていました。せせらぎの裏庭にも植えてみたのですが 土が合わないのかすぐ消えてしまいます なかなか気むずかし屋のスミレ。

部屋のベランダで大繁殖したスミレの株を 去年の秋に思い切ってcocoせせらぎの目の前の遊歩道脇に植えてみました。朝晩水やりを欠かさず 寒い冬も越して今年の春 なんと濃紫のスミレの小花が うつむき加減に葉の陰にかくれるように咲いているのを見つけたのです! いっしょに植えたタツナミソウも白い花を小波のように揺らし ジュウニヒトエも元気に花穂をだしました。

スミレはここが気に入ったのかな? ということは他の野草もこの空き地で育つかな? よし  ”なつかしい草花” 苑を試してみよう!                                                                                                            ということで春のあいだ毎日 せっせとせせらぎの裏庭から遊歩道脇へ いろんな草花を移していきました。ベランダからも移しました 80を過ぎて私にもし何かあったときにベランダに訳のわからない鉢が並んでいたら とても迷惑ですから・・・ノコンギク ワスレナグサ ホタルブクロなど どんどん。

これまでも目の前の遊歩道脇が荒れているなぁと気にはなっていたのですが なにやら忙しく せせらぎ入居6年目 念願の “ 趣味の園芸 “ をはじめることになりました。           花屋にならんだチューリップ ユリ カーネーションなど 色鮮やかな栽培種の花ももちろんきれいですが 野山や街中でそっと咲く野草の美しさ! 土と空気と水と太陽の光に守られて いちばん合った場所で一所懸命咲いている山野草に出会うと 何か語りかけてくるような・・・

「花は 見える世界と見えない世界をつなぐ 世界で一番かんたんな魔法です。すべての花や木に妖精はいます。」これは最近出版された『花を飾ると 神舞い降りる』という本の広告コピー(本は買っていないのですが~~笑)。たしかに遊歩道で咲きはじめたホタルブクロなどを見ても 色も形も不思議! 神の手による魔法!としか思えません。その花の最高の一瞬を切り取って花瓶にさした一輪の野の花には まさに神が舞い降りて 見る者にエネルギーを与えてくれます。

初夏に向けて「季節ごとに花が咲くといいな~」とか「オジギソウなんかあったら子どもも楽しむかもしれない」などと言っているうちに “苑” がだんだん広がっていきました。それを見てカフェ・ボランティアの方が「私は民生委員をしていたから ここの会長さんをよく知っているのよ。その方に一言 cocoせせらぎが遊歩道に植物を植えるから と断っておいたほうがいいかも・・・」と言って すぐに電話をかけてくださいました。「昔なつかしい花を植えるなら 散歩で通る人も楽しめるし いいことだ」と会長さんが言われたとのこと。ありがとうございます! 草花苑がんばります!

会長さんが言われるように 散歩しながら草花を愛でていく人の多いこと 遊歩道にしゃ がみ込んで作業していると「これはなんていう花?」「同じのが家にあるんだけど名前がわからなくて・・・」など声をかけて行かれます。そうだ植物のそばに名前をつけたらもっと楽しいかも ということでまたカフェ・ボランティアさんに相談すると 竹林からちょうどいい大きさに切った竹IMG_0004の名札を数十枚 用意してくださいました。それに防腐剤やニスを塗って 写経の先生である我がライフサポーターさんにすらすらときれいな字で 草花の名前を書いてもらいました。名前をつけるとますます立ち寄って見ていかれる方が増えました。

「何やってるの?」と小学生の男の子。「お花が喉が乾いたって言ってるから お水あげてるのよ」というと「僕もやりたーい!」と長柄ヒシャクで江川の水をいっぱいに汲んでヨタヨタしながら水をやってくれます。                                 同年輩の女性が「これは何色のスミレ?」と聞かれるので 濃い紫だと言うと「うちの庭に薄紫のスミレがいっぱい増えてるの。要りますか?」「嬉しい!ぜひ分けてください。」すると その日のうちに大きな株を二つ持ってきてくださったり・・・                   楽しい出会いがたくさん。そしてうしろの江川せせらぎではカモの子育て時期で コガモたちがお母さんを呼ぶピーピーという鳴き声が聞こえてきます。                   まるで地上の天国 花など相手にしていられる平和に感謝。          (土)

 

cocoせせらぎホームページ  2022・5・5

夕食後の散歩を楽しんでいます!!

昨年の夏ころから数人でせせらぎ遊歩道の夕方散歩を始めました。              きっかけは、誰ともなく夕陽が綺麗、茜色の雲の変化が素晴らしいという声があがり、気温も下がり過ごしやすいので夕食後にたまには歩くのはどうかなと散歩グループができたのでした。

入日が薄れて星や月が見え、涼風が吹くのは本当に気持ちがいいものです。スタッフさんによる手作りの夕食をいただいた後の腹ごなしにもなっていますし、運動不足解消の一助にも有効です。

せせらぎの流れは川崎市が下水道を処理して矢上川に流しているのですが、かなりきれいです。小魚や小さなザリガニもいるようで、先日は白鷺がザリガニを捕まえて食べているのを見かけましたし、土日には親子連れが網で小魚を捕まえています。何がいるのと聞くとグッピーとのことにビックリです。                                       遊歩道に沿って街灯が灯り、自転車走行も禁止になっているので私たちも安心して歩くことができます。

夜の散歩の楽しみは、せせらぎの両岸に植えられた草木の変化を愛でることでしょうか。歩きはじめた夏は木々の緑が生い茂り、この木は何だろうとああでもないこうでもないと推測していたのですが、花の季節になると楽しみは倍々ゲームになりました。季節ごとに咲く花は衰えつつある私たちの五感を刺激してくれています。

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圧巻はやはり春、せせらぎの春一番は河津桜でしょうか。固い蕾がピンク色になり一斉に咲きだすさまは、夜間は幻想的です。白梅紅梅,辛夷、桃、そして染井吉野と次から次へと咲き競って私たちを楽しませてくれます。名前がわからないものも多くあります。どれだけの木があるのか,ネームプレートが付いていたらいいのにねーといつも話しています。

木々の変化に目を奪われますが、近隣の住民がたくさんの草花のお世話をしておられますので、 それを見るのも楽しみの一つです。個性あるミニ花壇作りをしているグループもあります。小さな花に目をとめているうち野草の花の可憐さにも気付きました。昔は原っぱでよく見かけた花も生息地が減って見なくなったなーと懐かしさが込みあげてきます。

せせらぎ疏水の春の一大イベントはカルガモの誕生と成長を日々身近で見られることです。今年はすでに三組が誕生しています。それぞれ十数羽の雛が誕生しますが自然界の厳しい生存競争を勝ちぬくのは大変。でもその成長を毎朝夜明け前から毎夕暗くなるまで見守る人たちがいるのは驚きです。人間の生活地域で生まれた鴨は人に守ってもらってるのを知ってるようにのんびりしています。私たちお散歩グループも毎夕の出会いを楽しんだり、見守り隊のお話を聞いたりして成長を見守っています。母鴨が羽を膨らませて眠る小鴨を守るさまはいろいろ考えさせられます。

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歩いてちょっとお喋りもしての散歩を入居者仲間は暖かく見守ってくれています。時には「不良少女! 夜遊びはいけないよ」とか「徘徊とまちがえられないように」などという言葉とともに送り出してもらっています。

 厳寒期はお休みしたもののほぼ毎日歩いているので『継続は力』とこれからも続けたいと思っています。                       (石)

cocoせせらぎホームページ    2022・4・20

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佐々木 炎先生 講演(第2回) 『 認知症の理解 』    

昨年秋に第1回目『共生とは?』を話していただいた頃は せせらぎ遊歩道にサクラの木の葉がたくさん散っていました。うまく依存してこそ自立が可能だということ 依存する仲間の大切さ うまく共生するにはどのような関係がいいか 笑顔や挨拶を交わすことの大切さ などなどたくさん学びました。

では次に 共生が難しくなるんじゃないかと思われる認知症について学んでいかなければ ということで第2回目・・・ せせらぎ前の歩道にサクラの花ふぶきが散る中 ふたたび佐々木先生に来ていただきました。

IMG_0005 「みなさん 自分は認知症の心配はないと思っている方 手を挙げてみてください」と先生が切り出されました。みんな あれっどうだろう と顔を見合わせました。

私たちは認知症と診断される25年も前から 脳萎縮やアミロイドβの蓄積などによって進行がはじまっているそうです。せせらぎ入居者の平均年齢80~84歳の枠でみると 25~30パーセント つまり約3人に一人は認知症という統計を示されました。

「この社会は認知機能がしっかりしていないと認められない社会になってしまっていますが 実は認知症になることが当たり前なんだ ということを前提に社会を考えていかなければならない時がきています。老いに向かう人間として 認知症は人生の終末に現れる自然で正常なできごとです。時間も少しずつずれて 場所もずれていきながら それを超えた世界に旅立っていくのが人間の姿です。

 

認知症の危険因子としてあげられるもの 

・遺伝的素因

・教育期間の短さ(これは単に学歴ではなく知識・情報を得て自分で考える力。寿命も学

歴とお金に関係していると言われているが 認知症もそうらしい)

・難聴(難聴によるリスクは高く 通常の2倍から3倍。聴覚刺激が少なくなると神経活

動が低下し 脳の構造変化をもたらす)

・高血圧  糖尿病  肥満  喫煙  うつ など

・運動不足

・社会的孤立(孤独度が高い人が認知症になるリスクは 低い人の2倍以上)

・大気汚染  など

 

認知症を予防するには 

難聴対策・食事・運動・認知課題(歌う しりとり 計算)・孤立しない、などがあげられます。また運動しながら認知課題をやる など二つを組み合わせると もっと効果が上がると言われています。

IMG_0014                         せせらぎの庭に咲いた春の花てんこもり

せせらぎのみなさんでやれること それは

①笑顔を向けあい

②コミュニケーションをとることでおたがい安

心感を抱き

③褒めあうことで脳が活性化し

④それぞれ役割をもつことで生きがいを感じ

⑤ひとつひとつ成功体験を積み重ねていく

そんな共同体を作っていくことではないでしょうか。①から⑤を一気にできるのが 例えば『一緒にご飯を作る 一緒に掃除をする』というようなことです。」

先生は「赤ちゃんは1日に何回笑うでしょう?」とクイズを出され 50回? 100回?と考えているうちに「なんと400回です! お母さんが笑うから赤ちゃんも笑う 赤ちゃんが笑うからお母さんも笑う というようにお互い関係を深めています。一日笑うことがなくても口角を上げるだけで脳は活性化しているそうです」と特に①の笑顔の大切さを話されました。そして③の褒めあうことについて「誰かに褒めてもらうと 白い粉に負けないくらいのドーパミンが脳の中で出て よし、やるぞ!という気になります」と。

はっきりした声で 分かりやすい言葉で ユーモアたっぷりの「認知症理解最前線」のお話を一時間あまり・・・ 私たちは佐々木先生のお話のあいだ 赤ちゃんの1日400回の笑顔に負けないぐらい笑いました。

先生との一問一答

「母が最後のころ認知症のようになって 私のことを「お母ちゃん」と呼ぶことがありました。」

ーーーお母さんというのは安心の代名詞のようなもので たぶんとても安心した状況だったのだと思いますね。

「また私たち3、4人で夕食後 この川のところをおしゃべりしながら散歩しています。週に2回 体操もしています。体操の後 you tubeで脳トレも。

ーーー散歩 いいですねー! ただ徘徊にならないようにお願いしますよ(笑)。徘徊といって も 最近はすぐに見つかります。それだけ社会の認知症に対するネットワークの網目が密になってきていますね。

「姉が今 かなり分からなくなっている状態で 私もそのようになるのではと覚悟しています。」

「どのようになったら認知症を心配しなければならなのか・・・病院へ行くのはいやです。認知症と言われるかと とても不安です。」                         「え、あなたはそんな感じ全然ないと思うけど。どんな時そう思うの?」

ーーーそこのお二人はお互いに見守りあっていけば? いい関係じゃないですか。      「じゃ いっしょにがんばりましょう!」

「80代の30%が認知症というお話でしたが それは人の数じゃなくて 80代の個人の脳の中の30%が認知症になっている という考え方も当たっていますか?」

ーーーそれは違います。診断された人が30%いるということ。心配に思ったら物忘れ外来

とかより まずかかりつけのお医者さんに相談するといいです。ちゃんとスケール

があって それによって診断が出ます。

「私は毎日 顔を洗って鏡を見るとき 笑うことにしています。」

ーーーあ~ それはとてもいいことですねー 毎日脳が活性化してますよ。

認知症研究の権威で ご自身が認知症であるとカミングアウトされた長谷川和夫先生が「認知症は死の不安を和らげる神の恩寵である」と言われて旅立たれたというお話にも 私たちはとても勇気づけられました。自分がもし認知症になったらどうしよう、、、せせらぎでお互いに助けあってどこまで行けるだろうか という悩みを共有している私たちは 先生のお話に真剣に耳を傾けました。あっという間の一時間半・・・快くお話しに来てくださった佐々木先生に感謝!!                         (土)

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ローズマリーの花がこんなにきれいだったとは

cocoせせらぎ  2022・4・10

cocoせせらぎホームページ  2022・4・10

3月1日はカルガモの赤ちゃん誕生記念日です

河津桜が咲きはじめた2022年3月3日、私たちはサロンと食堂に分かれてひな祭りパー ティをしていて、銚子丸のおいしいチラシ寿司をいただき、終わったあとせせらぎ遊歩道に出てみると、目の前が人だかりで、カルガモの赤ちゃん11羽がかえっており、スイスイ泳いでいた。どうも3月1日に生まれ、3日目らしい。

私は昨年8月に入居したので、江川せせらぎのカモの誕生を見るのは初めての体験。なんて可愛いんだろうと感動。しばらくスマホで撮影しながら、眺めていた。

この日以来、外出してヒナを観察するのが日課となる。3月5日、ヒナは8羽と3羽に別れ、その3羽は親から離れ、遊歩道休憩所の横で泳いでいた。

8日、カモの赤ちゃんは8羽に減っていた。3羽はカラスに襲われたのだろうか。市の工事で江川の水が抜かれて、カモの赤ちゃんは小川のはじっこでひとかたまりになって一箇所にじっとしていた。いつも夕方現れるおばちゃんたちは、水を抜く工事がはじまってから、カモの食べるものがなくなり可哀想といっていた。

3月9日、2組目のカルガモの赤ちゃんがかえっており、母ガモのお腹の下にもぐりこんでいるので、数えることができなくて、あとで泳ぎ出したのを数えたら12羽だった。

生まれたてのヒナは、どうやって生まれた場所から石の上の平らなところに移動できたのだろうか、と真剣に考えた。スマホで調べると、母ガモは26日ほど抱卵し、かえったヒナはすぐ歩けるそうだ。なるほどなー。

いつも会うおばちゃんが竹やぶに向かってチビ!チビ!と呼ぶと竹やぶがザワザワと動く。またある日おじさんが水面にいたカモに向かってチビと呼びかけると、道路にいたおじさんのところへ飛んでいき、何かエサをもらったようだ。人の声がわかるらしい。おばちゃんの話によると、この母ガモは生まれたとき迷子になり親からはぐれたのを、おじさんが育てたそうだ。人間の声がわかるんだ~と、また一つ賢くなった。

今では12羽が離ればなれにならないように、メスとオスが2羽でヒナを取り囲んでいる。近くで泳いでいた一組のカップルが急に飛びたっていくと、ヒナたちの母ガモが追いかける。どうも威嚇しているようだ。

3月20日に12羽いたヒナが、21日に8羽になった。おばちゃんたちの話だと、明け方の4時半ころ、カラスが襲うらしい。

3月1日に生まれたカモの親子は、4羽で3月27日に下流の矢上川に移動したそうだ。おばちゃんが写真を見せてくれた。道路を渡り、ヒナが崖を降りて、無事川に戻ったそうだ。11羽から3羽になってしまった母ガモの心境は如何だろうか。

3月31日、2組目のカモのファミリーは8羽のまま随分大きくなり、母ガモの半分くらいになっていた。大きくなるの早いなぁ。無事全員ひとりで飛び立てるのを楽しみにしている。約2ヶ月かかるらしい。

IMG_0006 IMG_0051                   姿のうつくしいコブシの木と満開の河津桜と

ヒナとともに河津桜は満開で楽しませてくれ、散策する人々は癒され元気をもらい、この平和な環境に感謝している。カップルのカモが何組かいるので、これからもヒナをかえし私たちを楽しませてくれることだろう。            (及)                   (カモの赤ちゃんの写真をたくさん撮ったのですが 動画ばかりだったのでここに再現できず  残念です!)

 

 

岩波ホールへ

3月も末の食事どき「岩波でやってる『金の糸』っていう映画 おもしろそうだけど 見にいかない?」という声が仲間の方から。あっ、そういえば 岩波ホールがもうすぐ閉館になるという記事が新聞に出てたなー 岩波ホールにお別れに行かなくちゃ と思いました。「みんなで行きましょう!」という声があちこちから出て・・・  合計8名が参加ということになりました。

神保町方面に行ったことがない人もいて 自称案内人2名による2グループに分かれて それぞれの ”おのぼりさん小旅行計画” がすぐに立てられました。あまり早く歩けない方が多い4名のグループは 友人が出してくださる車で cocoせせらぎから岩波ホールまで送り迎えという豪華な計画。

もう一組の私たち4人はバスで武蔵小杉まで出て 地下鉄三田線に乗ること40分 時間はかかるけど乗り換えなしで神保町に着きました。20代のころ水道橋の近くで働いていたので懐かしい岩波ビル・・・その10階が岩波ホールです。    

コロナもあってお客さんはまばら 三密にならずに座れそうで安心です。ロビーで待つあいだ  高野悦子さんが情熱をそそいで作りあげていったこのホールの空気を吸いこみました。1974年から上映された映画のポスター全部が壁一面に・・・圧倒される数 そして内容。私が30代のころ開館し なかなか来れなくてほんの数%しか見ていないけど ポスターを見るかぎり 興行成績をあげる映画ではなく お金は稼げなくても日本人が見ておくべき映画・・・を高野さんは選ばれたのだと思いました。

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150席ほどのゆったりとしたホール内

たしか見たなと思われる映画のチラシを目で追って みると「父と暮らせば」「ハンナ・アーレント」「八月の鯨」「ガンジスに還る」「冬の小鳥」「最初の人間」「胡同の理髪師」「上海家族」「おばあちゃんの家」「山の郵便配達」「コルチャック先生」など あ、この映画は〇〇さんと一緒だった となつかしく。                                上映中のジョージアの91歳女性監督作品『金の糸』は ソヴィエトの支配から解放されたジョージアの 老女二人とかつてつきあいのあった老詩人が 過去の葛藤を金継ぎのようにつなぐ物語でした。

終わってのお楽しみはロシア料理店 ネットで調べた地図をたよりに古本屋街を行きました。真新しいビルの間にはエンピツのように細くて長い古ーいビルが立ち並び その一つの狭い急な階段を上がって めったに来れないので他の3人に付き合ってもらって책거리韓国書籍店にも寄り・・・さらに裏道を行くと昭和の薫りただよう「さぼうる」喫茶店が・・・昔せまい椅子に座って食べたっけ 山盛りの庶民的なナポリタンの味・・・ 

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「さぼうる」も岩波ホール閉館と同時に閉じるとのこと。デジタルの進んだ時代に このようなレトロな岩波ホールやさぼうる喫茶店は時代遅れなのでしょう 残念至極。。。

やがて「ろしあ亭」を探しあて さっき見た映画を思い出しながらボルシチ・ピロシキ・パン種で蓋をして焼いたマッシュルームシチュー・生ビールなどをいただいて満足の夕食。ビールのおかげかウトウトしながら地下鉄・タクシーを乗り継いで せせらぎに帰りつき 平均年齢80歳はゆうに超えた一行の 神保町探訪は無事終了です。(土)

 

 

 

 

 

cocoせせらぎに暮らして     2022・3・10

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梅 見 行

IMG_0009 前週までシベリア寒気団に掩われていたので、春は名のみの風の寒さ。2月の末日から一気に気温が上がって、せせらぎ遊歩道の河津サクラが五分に咲き、気の早いカルガモの雛が母親の翼の中に頭を突っ込んで暖まっていました。

ヒトも同じ。ましてやコロナに行動を抑えられてきたので、とにかく打ち揃って遊びに出掛けたい、出掛けようと思うようになっていました。

COCOせせらぎ住人六名が今こそ春と今年初めてのグループ散策に出掛けました。行き先は日吉公園です。事前に花の様子を二回下見の上で、3月2日花曇りのような陽光の下、11時半急ぐことなくゆったりと出発しました。丘の上の市立井田病院までは市営バスを利用して無理なく高度を稼ぎました。あとは平坦な道を左側に矢上川を見下ろし、小杉の高層マンション群の遠景を望みながら、おしゃべりしている10分足らずに公園のうえ入り口に着きました。 

入り口の左手に紅梅と白梅の枝垂れが早速出迎えて呉れました。右手には紅梅と白梅の幹が根元から互いに絡み合って、恰も一つの木に白と紅の花が咲いているかのような古木があって、梅香の塊が微かに漂って嗅覚をくすぐる錯覚があります。それを過ぎて坂を下るに従って、ほぼ八分咲きの白梅の高木が続きます。旧家の大きな梅林であったところは、平坦に整地され、家族連れの子どもたちが二三組遊んでいました。

私たち六人も一角にシートを敷き陣取って弁当を使います。有志が今朝早くから用意してくれたご馳走です。勿論全員完食。やっぱり花より団子でした。 

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(これがこの日の野外ご馳走)

下り坂とは言え、歩いて帰るには距離があるので、井田病院に戻って、来るときの反対のバスに乗って帰りました。因みに帰り道の全行程を歩いた見栄張りの私の歩数計では、6200歩、4.2㎞でした。難点はトイレです。往復とも井田病院を利用することがお勧めです。(ik)

       梅の木に二羽の目白が飛び交いて蜜吸う    たびに花びらの舞う (F)

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cocoせせらぎホームページ   2022・3・1

お雛さまの顔を 今までこんなにゆっくり見たことがあっただろうか・・・

コロナのせいでしばらく見ることができなかったお雛さまに 逢いたいという気持ちがとても強くなってきました。80歳のばあさんが と我ながらおかしかったのですが 近くの里山の雑木林が 風は冷たいのに 春の陽射しの下で明るくけむったように なんとなく芽吹きを感じさせる2月半ばになってくると もうすぐ雛祭りだなぁ 今年はお雛さまに逢えるだろうか と心がうきうきしてきます。

さっそくライフサポーターの方や理事長に 今年はお雛さまを出しますか? ぜひお雛さまに逢いたいのですが・・・と話してみると オミクロンも下り坂 せせらぎの全員がワクチン3回目を打っているし 今年は出しましょう そしてちらし寿司でも取ってささやかなパーティーをしましょう ということになりました。

飾る場所もサロンの奥ではなく せせらぎ遊歩道を散歩する方たちにも見てもらえるように 大きなガラス戸の出入り口近くにセットしたらどうだろう と案を出しました。コロナで沈みこんでいるこの時期に 世の雑事には関係なくのほほんと明るいお雛さまの顔で 少しでも地域が明るくなればという願いをこめた案・・・またコロナの時代に育つ子どもたちが行動を制限されて閉じ込もらざるを得ない今 通りがかりにでも見て気持ちが解放されたらいいなという願いをこめた案。  今までどおりにサロンの奥に・・・という意見など いろいろ出ましたが 2月半ばに 出入り口近くに七段飾りのはなやかな雛段が飾られました。

通りがかりの高齢者の方 子どもづれのお母さん 保育園のお散歩 近所のご家庭など 三々五々立ち寄ってはライフサポーターさんやボランティアの方達とおしゃべりしていかれます。前に供えてあった豆菓子やあられを「どうぞ」と差し出すと 小さい時にお雛さまが欲しくてしょうがなかった・・・とまた話題が広がります。ある年配の方は「写真を撮らせてください」と立ち寄られ「お雛さまを見ると 13回忌を済ませたけど38歳で亡くなった娘のことを やはり思い出します」と言われ 胸をつかれて言葉が出ませんでした。

そうだ 夜道からも見えるようにしたらどうだろう ぼんぼりに灯りをつけて カーテンを開けて お勤め帰りなどの道行く人にも見てもらおう! 今の物騒な世の中 何があるかわからない時代に そんなことやめた方がいいという意見もありましたが 二週間くらいの間 思い切ってカーテンを開けました。暗い夜道から見ると お雛さまのあたりだけぼーっと明るく浮きだして 夢のようなあたたかい空気が広がっていきます。この地域は安全なあたたかい地域なんだよ と言ってくれてるような空気感。

毎晩8時半頃に降りていって 今日も一日お疲れさま! と声をかけながら灯りを消すのですが ぼんぼりを消す前の一瞬 ふっとお雛さまの横顔に見惚れてしまいます。ほんのりとした灯りに 下ぶくれのまあるい顔 心配なことなどなにもないような穏やかな顔が浮かびあがっています。着物も木目込みの布地を重ねて 日本の色の取り合わせの美しさが際立っています。

そのとき 今までの人生で 何度も何度もお雛様を飾ったけど こんなにゆっくりお雛さまの顔を見たことがあっただろうか・・・とふと思いました。一人娘の幸せな人生を願ってお雛さまを出してきては飾り すぐに片付けないと嫁に行き遅れるよ との言葉に3月3日が終わるとバタバタと片付けて お雛さまの顔を娘と一緒によく見る暇もなかったなぁ まったく慌ただしく過ごしてきたなぁ・・・と。今やっと あり余るほどの時間のなかで お雛さまの顔に見とれる余裕を与えられたんだ ぼんぼりの灯りの中の可愛い顔を見ながら これぞ80歳の幸せなんだな~~ と。

IMG_0025赤い光を投げかけていたぼんぼりを消して カーテンを閉めて いつもの暗い夜道を確かめてから部屋にもどりました。お雛さまたち おやすみなさい!       (土)

 

 

cocoせせらぎに暮らして    2022・2・7

介護事業所「ホッとスペース」を見学してきました

同じ屋根の下で暮らしていたお仲間二人が認知症で退所という経験をして 私たちは cocoせせらぎのみんなで認知症を知ろうと 数年前からシンポジウム 講演会 学習会など 少しずつやってきました。

その間 もし認知症になったらどれくらいまでせせらぎにいられるんだろう せせらぎにいられなくなったら どこか安心できる所はあるだろうか とみな心配を口にしていました。そうだ 認知症を知ることと並行して 実際を見て歩こう! ということに。

オミクロンが下火になるのを待てない・・・といった感じで まずいつもお世話になっている介護事業所ホッとスペースに見学を申し込んでみました。昨年11月に学習会で話してくださった所長の佐々木先生は 見学を快く承諾 お忙しいなか案内・説明ばかりでなく 話合いの時間も割いてくださいました。

1Fは 玄関・キッチン・広いホールで デイケアに多くの人が集まるスペース 日曜日にはキリスト教会の礼拝の場にもなります。

2Fの事務所では多くのヘルパーさんが事務をとり 経理・管理・応接の場所に。

3、4Fは各室8畳くらいの個室が14室あり 小さな居住スペースでありながら ミニキッチン・洗濯機・風呂が備えられ 高齢者ばかりでなく色々な方が入所しておられるようです。その一つの室内を見せていただきました。寝たきりで認知症でもデイケアに参加していて カーテンもベッドから自分で開け閉めできるように工夫し 介護を受けながら元気で過ごしておられる方のお部屋。「認知機能に衰えはあっても全く問題なく過ごしていますよ 夜は職員が一人もいなくなるけど 大丈夫」とのこと。

一回り見せていただいたあと 先生がざっくばらんに「どうでしたか」と聞かれました。すると一人が即答「今すぐ申し込みします せせらぎにはいつまでいられるかわからないから」と。

「そう? せせらぎは一緒に過ごす仲間がいるんだから 介護を受けながら最後までいけると思うけど」という先生の言葉から 私たち6人 いろんな意見が出てきました。

「助け合いというのがなかなか難しい。助けの手を出すことに勇気がいるし 助けを受けることにも勇気がいる状態。」

「それは、、 せせらぎは広いスペースがあるんだから 食堂にソファーでも置いて自由に集まって 親しくなる居場所を作ってみたら?」

「そうだな お互い知らないな~ 自分の生い立ちを書いて読んでもらう試みをしてみたけど・・・なかなか続かない。そういう場所を作るというのもいいですね」

「入所施設は認知症の人もOKということですが 一人で外に出ていっても本当に心配ないのですか?」

「今まで困ったケースは一度もない。出ていく人もいないし いたとしてもそんな遠くまで行って困るということはないと思いますよ」

認知症の人が出たらどうしよう・・・とcocoせせらぎという集団のこれからのあり方に恐れや迷いを感じていた私たちに 認知症の方たちと日々接しておられる先生が 拍子抜けするほどあっさりと「大丈夫!」と。そこに 認知症という症状を見るのでなく その人を見ている・・・といった人間への信頼のようなものを感じました。細身で長身 ハンサムな先生ですが 心はとても太っ腹。危険への配慮はもちろんしておられるでしょうが 管理的な施設ではありませんでした。  寒い日でしたが 先生の熱気をいただいて暖かい気持ちで帰ってきました。

これからcocoせせらぎは 認知症とともにどこまで歩めるでしょうか 手探りです。      学ぶことはもちろんつづけますが・・・仲間の認知症 自身の認知症とどのように前向きにつきあっていきましょうか・・・                           (土)

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年とるって悪くない

「そんなはずないでしょ? 生 老 病 死 という言葉があるじゃない それがまとめてやってくるのが 年とるっていうことでしょ」という声が聞こえてくるようです。たしかに生きる苦しみ 老いる苦しみ 病む苦しみ 死の苦しみ・・・どれも人として生まれたら逃れることのできない四つの苦しみ。これはお釈迦様がおっしゃる四苦で 残りの四苦(愛別離苦アイベツリク 愛する人と離れる苦しみ 怨憎会苦 オンゾウエク 憎い人、腹が立つ人と会う苦しみ 求不得苦 グフトクク 求めたものを手に入れることができない苦しみ 五蘊盛苦 ゴウンジョウク 私たちの心と体は苦しみ、この世の一切のものは苦しみ)と合わせて 四苦八苦なのだそうです。

自分が望んだわけではない(親ガチャの)環境に生まれ 学校生活にもまれ 就職して仕事にもまれ 結婚子育てしながらの仕事人生にそれこそ四苦八苦 やっと退職。生きる苦しみからちょっと解放されて年金生活に と思ったとたん 老いる・病む・死ぬ の三苦が束になって襲ってくるのが 仏教流に言う人の一生のようです。

私のつれあいは 退職してたった二年で亡くなってしまいました。仕事は 楽しんだか?といえば どちらかというと苦しいことの方が多かっただろうと思います。それを忘れようと いつも呑んだくれていましたから。家族への責任を終えて これから自由に過ごせるな~ という時に末期の肺がんが見つかり 身体中に転移していて手の施しようもなく 病む時間もたったの40日間・・・「楽しかったよ」と彼は最後に言ってくれたけど・・・ 老・病・死を40日間にまとめて経験し 逝ってしまった。。。

私はものすごく泣きました。でも愛別離苦のなかで 体の死はその人の終わりじゃないとなぜか確信できることがあったので それ以後は立ち直って 自分の「老病死から逃げる」のでなく「はじめての経験に立ち向かっていく」という前向きな気持ちになれました。 そのときふと 年をとるのって悪くないなぁ と気づいたのです。たとえば・・・

・体の方はあらゆる部品が古くなり シミシワシラガは数えきれず でもこれはDNAに組み込まれているのだから致し方ない 一方いろんな心配がなくなって今人生で一番たくさん食べたくさん眠って 人生最多体重を更新中

・「自分という車」の運転が楽になったこと 暴走したり故障したり・・・失敗しつづけてきたこの車も 自分の癖や欠陥・限界がわかって ここでギアチェンジ ここでハンドルを切る ここでストップ という具合に 自分の扱いがだんだんうまくなってきた

・すべてを自分でやろうとせず天に任せ 機が熟すまで待つことができるようになった(待ったおかげでcocoせせらぎにも出会えました cocoせせらぎは老いの正解だと思っています)

・待ったり 耳を傾けたりができるようになったら いろんなことをまっすぐに理解できるようになった

・長い間 生きる意味がわからず悩んできたが 私は私に生まれてきてよかったんだ と納得できるようになった

長い老後の時間を与えられ 今までを振りかえるゆっくりした時間をもてたからこそ 「年とるって悪くない」と感じることができたのだと。

1日の終わりの 夕闇せまるころのおだやかな空気 鳥も巣に帰り すべてのものの輪郭がぼやけてくる そんな時刻が私は好きです。最近ショパンコンクールの影響もあって ショパンの曲をよく聞くのですが 夕刻の静けさを感じさせるフレーズがたくさんあることに気づきます。39歳の若さで亡くなったショパンなのに ♪♪♪    でも早逝の人はそれなりで人生を完結している と聞いたことがあります。ショパンも人生の終わりを予感していたのかな。

今 私はその夕刻の静かな時間のなか ショパンを聞きながら老いの幸せを感じています。                           (土)

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そろそろ雛祭り cocoせせらぎには七段飾りの立派な雛飾りがあるのですが コロナで2年間しまいっぱなし。きっとしびれを切らしていることでしょう。今年は明るい日差しの中でおひなさまたちに逢いたいです。

 

 

cocoせせらぎに暮らして     2022・1・20

cocoせせらぎホームページ              2022・1・20

ホームページを見てくださっている皆さま 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

ホームページの内容について ご意見 ご感想など寄せていただければ嬉しいです。

cocoせせらぎでは なるべく介護や医療のお世話にならず「自立と共生」の生活をしていくことを目指していますが ときどきそのための勉強会を行っています。昨年11月8日にお聞きした佐々木先生の講演会の様子をお伝えしたいと思います。

佐々木 炎先生 講演 「共生とは?」 

サクラの木の紅い葉がせせらぎ遊歩道にさかんに散る秋の午後 入居者をはじめ 理事長 運営委員 ライフサポーター  スタッフさんなど17、8名がサロンに集まり 佐々木炎先生の「共生」についてのお話をうかがいました。

cocoせせらぎはこれまで8年間 ”自立と共生”の理念をかかげてきましたが 改めて「自立と共生ってどんな生活?」となると なかなかむずかしい・・・ そこで介護事業所ホッとスペースで所長として長く「共生」を実践しておられる佐々木先生のお話を ということになりました。先生は介護・福祉についてあちこちで教えておられ またキリスト教会の牧師さんでもあります。

先生は「以前 うちの家内もここで介護の話をしたそうですが 実は私にとって家内はオッカナイなんです」と笑わせながら 『共に生きる共同体を目指して』というまじめなテーマの話をしてくださいました。話を進めるにあたり 私たちにわかりやすいように話の柱を立て 文字も大きくわかりやすい13頁にわたる資料を持参してくださいました。

「みなさんお若い?けど 老人向けの自立共生型シェアホームで元気な暮らしをめざしていますねー」とお話がはじまりました。

まず人間の尊厳は 体がどのような状態になっても残り それは自立によってなりたっています。自立とはなんでも自分でするということですか? そうではありません。自分だけの力では生活できなくなった時 それ以前にどれだけ自分を助けてくれる仲間や友人や依存先を作っておくか? その必要性について話されました。また介護援助をはじめ 公共サービス 福祉用具なども積極的に活用して 依存先を増やしておくことが自立にとって大切です。   いよいよ本題の話です。

共生 共に生きる仲間とは どのような仲間か?

生活のすべてを知っている相手には弱みを見せたくない。笑顔であいさつをかわす程度「おはよう」「お疲れさま」「お先に」「ありがとう」「元気?」この言葉をかわす程度の関係が 体調の変化もかるく話しあえる。この関係が上手に作られていれば 大きな助けも求めやすくなります。そういう人たちとの接触回数を増やすことが大切です。

徳島県海部町は全国で一番自殺率が少ない町だが 立ち話・あいさつ程度のつながりの人が多く 強い絆で縛られているわけではないそうです。

「うまくいっている共同体というのは とくに仲良しでなくてもいい 笑顔であいさつを交わしている。そして失敗したときでも「おたがいさま」と許しあえる。なにか起こったら助けあう。否定的な面でなく良い点をおたがい口に出して認める・相槌を打ちながら話をする・ねぎらう・聞くときは感嘆詞で応じる・・・などのポジティブな態度であらわしている。

私たちがいなくなったあと 与えた(お金などの)物ではなく 優しさとか思いやり それだけが人に残る」と話を結ばれました。                               わかりやすい言葉で 快活な声で話してくださったあと 私たちも気分が解放されて 意見や質問が どんどん出てきました。

「うまく共生していくために ”仲よく” でなくていい あいさつ程度でいい ということに とてもホッとした。」

「自分はおしゃべりが苦手で 人と長く立ち話などできない性格。せせらぎに長くいるが 明るい笑顔であいさつする というようなことができなかったかもしれない。」

「自立ということを 今まで誤解していたかもしれない。うまく依存してこそ自立ができるということを 今日はじめてうかがった。」

「自分はとても共同体意識のつよい筑豊という所で生まれ育ち それが当たり前と思っていたが 都会に出てきて働き 結婚し この地域で暮らしてきた。人の役に立つことができないかと思っていたところ グループリビングのことを知り この土地を提供した。今後のことで 入居者のみなさんお墓はどうするのかな・・・と思いめぐらすことがある。」

「あいさつ程度の関係がうまくいくということに関して 孤人主義でなく”節度ある個人主義” ということにとても共感する。」

「自分はふだんは明るくと思って振舞っているが 根暗なところがある。京都から遠い関東にやってきて うまく共生していけるか不安に思うことがある。また認知が進んだりした場合に cocoせせらぎからどこに行けばいいか不安に思っている。この周辺でグループホームなど見学に行きたいが 紹介してもらえるだろうか。」などなど。

それぞれいろんなことを考えながら とてもいい一時間半を過ごすことができました。cocoせせらぎがいい共生の場となるためのヒントを たくさん聞かせていただきました。        佐々木 炎 先生 ありがとうございました。                  (前+土) 

IMG_0007今年も新年記念写真はマスクが並びました。オミクロンがいなくなることを願いながら・・・  通りかかった方にシャッターをお願いしたら、タイミング悪く お二人が前の方の陰にかくれてしまいました 失敗!!

 

 

「共生」ーー生きることを共にする

私の住まい、COCOせせらぎでは、「自立と共生」をくらしの基盤としています。

「共生」の読み方は、「共に生きる」が最も普通の読み方だと思いますが、「生きることを共にする」と言う読み方を最近知りました。「生きること」という言い方は、ヒトの常住座臥を想い起こすので、具体的な場面が目に浮かびます。

例えば、食べることを共にする、即ち「共食」です。これは、共生の大事な一場面です。共食は、今風に言えば「会食」でもいいでしょう。生存の根源である摂食ですので、ひとりで食事する孤食は、ただ食べるだけで、旨い不味いだけのこと。共食であれば、同じ場所で同じ時間に同じ食べ物の味覚・嗅覚・触覚を共有すると同時に、食卓の空間を充たす雰囲気も共有することになります。

共食以外にも、連れ立って劇場や展示会に行く、名所旧跡を訪れる、スポーツを観戦する、観劇し、音楽を楽しむ等ヒトが同じシーンで五感を働かせることを共にするという共生の場もあります。

こうした共生する人たちの間には、共感が生まれるわけです。つまり意見や感情を他人と共有することになります。だからと言って同じ意見・感情を持つとは限らないけれども、共生の中では、他人の意見や感情を理解しようと努める意識が働くと言えるでしょう。

この共生を支えるのが自立です。「からだの自立」は自明ながら、敢えて例えれば歩行困難でも杖や電動式車椅子を使えば、健常者と同じく移動できるので、自立と言えます。失明していても適切に支援者の援助を受けて自立している人もいます。他方「こころの自立」は,「自律」と同じです。自分の置かれた状況を観察し、判断し、決断することです。

自分の意思でグループリビングに移り住んで来た十人程度の高齢者の小規模集住ならば、住人同士の日常の接触は過度に濃厚にならず、挨拶を交わし、会話する適度な付き合いができます。ひとり暮らしのように全く気儘に自分勝手はできませんが、周囲に対するほんの少しの緊張感を保ってくらすので、グループリビングは自律と共生を実現できるところです。             (池谷 滿  アビーフィールド協会 会報から転載させていただきました。)

 

 

 

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新年早々 せせらぎ遊歩道に雪が降り 白黒の幻想的な風景に。

 

COCOせせらぎに暮らして 2021・12・25

せせらぎ初のクリスマス会

 

新型コロナ感染症に悩まされたこの2年間 ここにきてワクチン普及 個人個人の努力により少しおさまりをみせています。cocoせせらぎでも外部の方を交えてのサークル活動を再開しました。そんな中 運営委員会で前田理事長から 前からの懸案だった入居予約者との集いの提案がありました。

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早速入居者4名でチームを作り 入居予約者 入居者 運営委員 スタッフに呼びかけ クリスマス会を計画しました。この時期なので立食式で サロン中央にテーブルを置き 飲み物 お菓子などを 周りに椅子をならべ 自由に動きまわっていただくことにしました。

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12月16日 当日は21名の参加がありました。

皆さんには消毒 検温 マスク会食のお願いをして 事務局・佐久間さんの司会ではじまりました。

前田理事長の挨拶 続いて予約者の方の自己紹介 そのあとテーブルいっぱいにセッティングされたビール ワイン 紅茶 ジュース 入居者が作ったゲランド塩のクッキー チョコレート お菓子 おつまみの他に 入居予約者からの差し入れもたくさんあり それぞれお好みのものを取っていただき 酒井副理事長の乾杯! しばらく歓談していただきました。

 

そして次はサークル代表者の紹介へと移りました。

・カフェ&まちかど相談室 「ボランティアさんも多く 盛況です。」

・歌の会         「声を出すのは気持ちいいです。」

・健康マージャン     「初心者が多く 早く上達したい。」

・着物リフォーム     「お母さんの思い出の着物をワンピースや半纏にと。」

・写経          般若心経の一節を朗々と

・名画座         「上映リクエストが出るようになりました。」

他にも体操などがあり 多彩なサークル活動は私たちの日常を豊かにしてくれています。

 

さて 今日のメインイベントへと・・・

絵本『てんしさまがおりてくる』の佐久間さんの朗読が終わって その声に合わせて全員で サンタさ〜〜ん と呼ぶと 白髭 赤い衣装のサンタさんが菜園のドアからとびこんできて イヤー びっくり!!

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メリークリスマス! と声をかけ 一人一人にカードを渡し「次の所でプレゼントを待っているから」と忙しく走り去りました。

クリスマスツリーに飾られたプレゼントの中から カードの数字の物をさがしてワイワイガヤガヤ大盛り上がり。ユーモアのプレゼント。ちなみに私は伸びる魔女の手(孫の手)でした。背中をトントン。

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あっという間に予定の時間が過ぎ お開きに。

予約者の方からは「すぐ入居したい」「楽しかった」「また会いましょう」などの声が寄せられました。

コロナ禍で簡単な会食になりましたが 皆さんの楽しかったの声をいただき ホッとしています。これから寒さが厳しくなります またコロナも心配です。お体に気をつけて 良いお年を。                                 (鳥)

 

まだほろ酔いでーす^^^

 

今日は12月24日 クリスマスイブの晩です。食堂に向けて階段を下りながら 今夜はどなたが夕食当番だったかな? そうだWさんだ。どんな夕食かな・・・と足が弾みます。

食堂に入るやいなや目に入ったのは 色とりどりのお盆の上。

揚げたてトリ手羽肉のうえには ニンニクを焦がしてケチャップ・牛乳・チーズなどを混ぜて作ったオレンジ色のソースが光っています。

Wさん持参の資生堂の上等なスープ皿には はじめて挑戦してみたというカブのスープが。カブを皮ごと輪切りにしてバターで炒め 牛乳とコンソメスープで仕立てミキサーにかけた 真っ白なスープ。飾りに炒めカリフラワーがのっていて とてもまろやかな上品なお味。銀座資生堂レストランでは 一皿1000円也のスープとのことです。

二つの可愛いカップが並んでいます。チキンライス・ゆかりとシラスの混ぜご飯 洋風和風の二色のライスが彩りよく並んでいます。

そしてクリスマスに皆で食べられるようにと  I さんが取り寄せてくださったシュトーレンの皿と もう一つのデザートは ゼリーの上にプルプル震えて立っているWさん手作りのかわいい苺サンタ。

え

部屋を暗くして ちょっと気分を出して「きよしこの夜」を歌い 白ワインでメリークリスマス!と乾杯 イブの夕食がはじまりました。Wさんもワインで少し頬を染めて料理の説明をするやら おごりの紅ワインのボトルを開けて皆の席を回って勧めてくださるやら・・・私も普段はあまり飲まないのに Wさんが持ってきてくださったブルガリア産の紅ワインが飲みたいばかりに がんばって白ワインのグラスを飲み干しました。

 

Wさんは「みなさんがおいしいって食べてくれるのが一番うれしい」と言って いつも勉強 工夫を欠かしません。「今日はこの前テレビでやっていたのを作ってみたの どう?」「食べたいものがあったら言ってね」「ビタミン愛が入ってるからね たくさん食べてね」と言いながら 一人一食550円也という制約の中で いろんな工夫をし 買い物に走り回って 色どりも考えて 私たちの夕食を取り揃えてくださいます。Wさんの手にかかると 毎回が美しい ”晴れの食” になってしまいます。

他の3人のスタッフの皆さんも それぞれの個性を生かして一生懸命作ってくださっています。スタッフさんのおかげで 私たちはせせらぎで毎日元気で過ごせているんだなぁ 太った年寄りになりたいと思っていた私など 入居5年を過ぎて ふと体重計に乗ってみたら なんと5㎏も増えていた 幸せだなぁ と。

 

紅白ワインのおかげで私もほろ酔い^^^ 酔ったいきおいで皿洗いの手が震え 上等の資生堂スープ皿を壊さないように! この文章もかなり壊れています・・・   (土)