cocoせせらぎに暮らして       2021・6・10

cocoせせらぎに暮らして   2021・6・102021・6・10

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せせらぎの菜園ではトマト キューリ ジャガイモがすくすく・・・

「ごちそうさま!」

私たちは四季おりおりのご馳走をいただける めぐまれた身分です。畑で採れたえんどう豆やキュウリがもう口に入りましたし 最近あつくなりはじめたら さっそくスイカのデザートも出ました。一人一人の誕生日には その人の食べたいメニューを聞いて工夫し ケーキとビールも添えて 祝ってくださいます。

4人の食事スタッフは みなさんcocoせせらぎから自転車で数分のところに住んでいる主婦の方たち これまで培ってきた技術・情報・愛情・・・が籠められた それぞれがたどってきた人生を感じさせる夕食を作ってくださいます。献立・買い物の仕方・料理法・味付け・盛りつけ 4人の方それぞれの人柄を感じさせ 毎夕「今日はどなたが当番かな? なんのご馳走かな?」と 食堂に下りていくのが楽しみな毎日です。

みんなが集まると コロナ前は「パ・タ・カ・ラ  パ・タ・カ・ラ・・・」と唱え 口や喉の体操をしてから”いただきま~す”だったのですが 今は感染が心配なため省略して 小さな声でそっと ”いただきます”     そしておもむろにマスクを外して さっと食べます。「これはなんていうメニュー?」「どうやって味付けしたの?」「」どこで買ったの?」など スタッフさんに質問。「この味付けははじめてやってみたの」「ふーん・・・ おいしいね~  はじめて食べたわ」

こんな会話をしながらも スタッフさんは帰り支度です。家でご家族が待っている方もいて 片づけは私たちがやるのです。                                その帰り支度を見てさっと立ち上がるのが 男性の I さん。裏の出口までお見送りです。「お疲れさまでした、おいしかったよ」と笑顔でドアを開けて スタッフさんを送りだすと ドアの鍵をカチャ!

最初は 送りだされるスタッフさんは恥ずかしそうに「いいのに そんな・・送らなくても」と言っていたし 口の悪い私たちは「あ、またドアボーイが・・」とか からかっていたのですが 毎日 笑顔で送りだされ 薄暗いところで鍵をかけなくてもよくなったスタッフさんたちは嬉しそうに見送られるようになり 私たち女性陣も I さんがみんなの「ごちそうさま」の気持ちを代表して見送ってくれているのだと ありがたく思うようになってきました。

I さんが不在の日ももちろんあります。そんな日はもう一人の男性 Mさんがすかさず立って裏口へ。男性はあまり笑顔を見せない人が多いように思うのですが せせらぎの男性お二人は なぜかとびきりいい笑顔  (^_^)                                                                                                                                一日一度 みなで顔をあわせる夕食の時間は このようになごやかに過ぎていきます。      (R)

cocoせせらぎに暮らして    2021・5・15

IMG_0002   (せせらぎ遊歩道で出会った自然の芸術 穂先きのピンクとグリーンのグラデーション )

エリック・エリクソンとの再会

「心は生涯にわたって発達する。。超高齢期も・・・」 私が最近出会った 希望をもたせてくれるすばらしい言葉です。

今年に入って cocoせせらぎの中で高齢者の生き方について学習会をやりましょう!という声が出てきて その参考資料の一冊『東大がつくった高齢者のための教科書』を読んでいたとき なつかしいエリック・エリクソンの名前に再会したのです。

私は娘の子育て6年くらい 保育という現場で20年くらい 子どもたちが一日一日驚くほど発達していく姿を見てきました。一方で 発達がうまくいかない子どもたちの支援の方法について 精神発達医学の専門家 佐々木正美先生の講義を20年間受けつづけました。先生はエリック・エリクソンの発達論をひいて 子どもたちの発達についてだけでなく 人間として人間らしく生涯を送るためにはなにが必要か・・・ということを よく講義の合間に話してくださいました。

「人間の一生のそれぞれの時期には発達課題があって それをのりこえてこそ次のステップに軽く足を踏みだすことができる。エリクソンは発達課題をcrisisクライシスという単語で表している。つまり裂け目。氷河の裂け目のように そこを無事に超えなければ危機におちいる という意味のことばである」と。 20年間先生のお話を聞きつづけてきたので このcrisisという単語は今も耳に残り 人生の各段階で私はうまく課題をクリアして生きてきただろうか・・・ときどき振り返ることがあります。

ここに一応 エリクソンの考えた人間の一生の各時期の発達課題と crisisを超えることに失敗した状態を「教科書」を参考に書きとめてみます。

Ⅰ 乳児期  親との間に「基本的信頼」を構築し 安心感や安全感を得る。それにより今後の人生生     におけるさまざまな新しい経験に立ち向かっていくことができる。(これに失敗すると     未来へのおそれを抱く「基本的不信」におちいる。)

Ⅱ 幼児期前期 自分の行動をコントロールしルールを守ることができる自分を誇る「自

        律感」を身につける。例えばトイレットトレーニングなどが目標となる。

(これに失敗すると 他者に対する恥じらいや自分の能力への疑惑を抱く「恥

・疑惑」におちいる。)

Ⅲ 幼児期後期 関心が遊びに向けられ「あれはやってみたい」「これはやりたくない」

              という欲求のもとに 自発的な行動「積極性」を身につける。

(親の意向とぶつかる場合もあるため「罪悪感」を覚え 積極性を抑えてし

まうこともある。)

Ⅳ 児童期 学校の勉強やスポーツなどを身につけることを通じて 子ども集団の中での

              自分の位置を確立。その時に「勤勉性」を身につける。

(これに失敗すると「劣等感」を感じることになる。)

Ⅴ 青年期前期 身体的・知的発達にともない「自己とは何か」に対する意識が高まる。

            これこそ自分であるというアイデンティティー自我同一性を確立する。

(アイデンティティーを獲得することが課題。)

  青年期後期 友人や恋人との間に深い関係を築いていくことで「親密性」を獲得する

              またその中で自分に対する信頼も深めていく。

(これに失敗すると「孤独」におちいることになる。)

  壮年期 仕事や家族関係の中で 自己に固執せず新たな世代を育てていく「世代性」

              を身につける。これによってさらに自己が確立する。

(発達の停滞をのりこえることが課題。)

  高齢期 自分の人生に満足し受けいれる「統合」を達成する。

            (これに失敗すると 人生の時間があまり残されていないことに対する「絶

      望」におちいる。)

  超高齢期 さらに迫りくる死の絶望を 家族との信頼関係などを通じてのりこえ「超

           越」にいたる。

私が佐々木先生から学んだころのエリクソンは 人生を6期にわけるシンプルなかたちで 壮年期の「自分優先ではなく 自分の得た知識・経験・智慧を次世代に伝えて 安心して人生を終わる」ところまでだったような気がします。しかしエリクソン自身が長生きをして歳をかさねるにつれて 高齢期と超高齢期の発達課題を加えていった ということを今回知りました。

老年期は体力も知力もおとろえて 失うことばかりだと考えられていたのに 今や100歳人生といわれる超高齢社会に入り 現代の老年心理学では「生涯発達 加齢も発達の一環であり 衰退ではなく変化である」という考え方が主流とのことです。

せせらぎ入居者の私たちも ”よかったこと悪かったこと全部あわせて自分の人生であると 受けいれる” 高齢期を過ぎつつあり いよいよ ”死に向きあう” 超高齢期にさしかかっていきます。体はますますおとろえて 人の支援なしに生活できなくなり 死をむかえる恐怖。それを今まで築きあげてきた ”人への信頼” によって「超越」に至ることができるだろうか・・・その準備はできているだろうか・・・

92歳で亡くなるまで学びつつ考えつつ生き  ”心は生涯にわたって発達する” ことを教えてくれたエリクソン。なつかしいその名前に再会し 今回もたくさんのことを学びました。                      (R)

IMG_0004 端午の節句を調理スタッフの W さんが 鯉のぼりの稲荷寿司で祝ってくれました。W さんは「私の料理にはビタミン I(愛)が入ってるからね」とよく言われます。ふっくら甘く煮た油揚げが超おいしかった!

cocoせせらぎに暮らして   2021・4・20

cocoせせらぎに暮らして            2021・4・20

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Jさんの折り紙でたのしいせせらぎ の掲示板

    日々感動!!

月日のたつのは早いものでcocoせせらぎで働き 3年たちました。この地域に知人がいて せせらぎの前を散策していると 掲示板にカフェ開催のお知らせが目にとまりました。数回カフェに通ううち 顔見知りの方がいることに気づき「このような所で働けたらいいな」と知りあいの方に話すと「入居者さんも増えるから大丈夫だと思うよ」と言われ

せせらぎの責任者の方に連絡してくださり 面接となり採用されました。

私の担当は 週2回 1階のサロン・お風呂・トイレ・外回りの清掃です。自分のペースで働けること また心なごむ環境や人とのつながりがあり 今に至っています。

せせらぎに来た当初 建物回りの一部が殺風景でしたが 少しずつ植物を植え 今では草花も大きくなり 入居者さんや通りがかりの人たちから声をかけられます。

趣味では折り紙を楽しみ 掲示板に飾らせていただき 楽しんでもらえたらうれしいです。

このような生活の中で 日々メリハリがつき 学ぶことも多く 一石何鳥にもなっています。これからも入居者さんや地域の方々と交流を深め 充実した日々 感動ある日々を共有し 大切に過ごしていきたいと願っています。                      (J)

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プランターで育てたフリージア

いっしょに食べることーーー縁食

cocoせせらぎは2階と3階に5つずつの個室が並んでいて 昔の長屋のようなつくりです。江戸時代の長屋には必ず水場があって そこで井戸端会議がさかんだったようですがせせらぎには井戸がなく、そのかわりにあるのが食堂での井戸端会議です。

70、80代の私たち ここにくるまで他人同士だった10人の井戸端会議といえば 「きょうは虹を見たよ」「夕焼けが綺麗だった」「あしたは暑くなるってよ」と天気の話・・・「この大根おいしいね」「どうやって煮たの?」「あそこのスーパーはいつもいいバナナが置いてあるね」と料理や買い物の話・・・「きょうはあそこの病院に行ってきたんだ」「私はこっちの病院」「どんな先生だった?」と健康の話くらいです。コロナ以降は感染者の人数の話 オリンピックをやるのだろうかという話も。でも・・・                              昼間は個室で それぞれが一人暮らしのような自由な時間の過ごし方をしていても やはり人恋しくなる夕刻になると下りていって  ”きょうも一日みんな無事で過ごせたね~” とは言わなくても みんなホッとして同じ食事をいただく・・・これは1日を締めくくる一番のハイライトでした コロナがくるまでは。

ダイアモンドプリンセスのころは「コロナなんてくるわけがない」と言う人もいましたが 第2波になるとだんだん警戒心が高まり アクリルの遮蔽板をたてて食べるようになりました。でも「せせらぎからコロナ感染者が出ても病院がいっぱいで入院できないかも」なんてことを想定しなければならなくなった第3波では ついに「部屋食にしましょう!」ということになりました。その時 いままで当たり前だった1日一回の顔合わせ それが大切な時間だったと気づかせられました。

ちょうどそんな折 新聞で『縁食論 孤食と共食のあいだ』という本の広告を見つけたのです。縁食? はてなんだろう? さっそく読んでみました。著者の藤原辰史さんは「食」から歴史を研究する京都大学の先生で 食によって縁が結ばれる現場をいろいろ書いておられましたが 概要はこんな風でした。                                    『縁がぶつぶつにきれてしまっている現在 縁を結ぶ場所として食は最適。栄養をとるという以外の目的をあえて強く設定せず 人と人との交わる場所。食べ物を通じた人と人の結びつき方は率直で 料理する側と食べる側の交流も自然に生まれる。

縁とは 人と人との深くて重いつながりではなく 単にめぐり合わせ ある場所に同じ時間にとどまっているに過ぎない ゆるやかな並存。ちょっと立ち寄る 誰かがいる 話さなくてもよい 作り笑いも無用 食べてちょっと掲示板や月をながめて帰ってもいい。

歴史的に 食べ物やアルコールが集まる場所は文化や情報の集積する所で 食べることによって多様な出会いがうまれる。』

せせらぎ の食堂はまさに ” 縁食 “と言うに ぴったりの空間だなぁと読みながら思いました。私たちは気楽なひとり住まいを楽しむ個室だけでなく 人の息づかいの感じられる食堂ももっているというわけです。縁もゆかりもなく あちこちからやってきた10人にとって 食堂はまさに「ご縁」の場所。老いの日々の 体も心も養ってくれる大切な場所なんだな・・・

オリンピック開催を進めるためか緊急事態が急に解除された3月末 せせらぎでも終息まで待ちきれずに 消毒・マスク・換気をしたうえで食堂を再開しました。部屋食がいい人は部屋で取る日もありますが 食べて少しお話しすれば笑顔にもなるし・・・                  いっしょに食べることで cocoせせらぎの10人が助けあい 支えあいながら残された人生を豊かに暮らすご縁が結べたらうれしいです。                      (R)

IMG_0003                    裏庭で育った春の山野草 宝鐸草 姫空木 苧環など

 

せせらぎに暮らして      2021・3・10

せせらぎに暮らして  2021・3・10   

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 ハッピー !!

友人からcocoせせらぎを紹介され 調理スタッフとして5年になります。           以前は一人暮らしの老人に 松花弁当をつくり 30年間ボランティア活動をさせていただきました。                                          その時の心構えとして 栄養のバランス【ま・ご・わ・や・さ・し・い】で献立を考え 調理をしてまいりました。それは ま(まめ)ご(ごま)わ(わかめ)や(やさい)さ(さかな)し(しいたけ)い(いも)を大切にすること。これは今も 私の基本になっており せせらぎでもつづけております。                                       また 色どり 盛り付けなど ワクワク ドキドキしていただけるように配慮しております。

今はコロナで部屋食 密にならないようにと 料理はパックに入れて 各自が容器を持ってきて入れる・・・初めての経験です。私たちは目で見て 食欲を増しますが 今は残念です。     入居者のみなさんが 料理したものを喜んで 笑顔を見せていただいたときは とても幸せな気分になり(ハッピー!!) もっと美味しく作ろうと 意欲がわいてきます。

料理を作らせていただき 感謝いっぱいです。ありがとうございます。   (W)  

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せせらぎに暮らして   2021・3・10

せせらぎに暮らして  2021・3・10

せせらぎ設立の歴史を知る《理事長  米寿のお祝い会》

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我が「NPO法人北部川崎グループリビングcocoせせらぎ」の理事長 前田さんの88歳のお誕生日がもうすぐ・・・と知って 私たちは大いに慌てました。                                                                    というのも 以前入居者の中に同い年の I さんがいて 前田さんは「88歳になったら一緒に米寿のお祝いをしましょうね その日を二人で必ず元気で迎えましょうね!」と I さんによく声をかけていたのです。ところが  I さんが2年前に転居されたこともあって 米寿の祝いのことも また前田さんのお誕生日も 私たちはすっかり失念していたのです。

さて、このコロナ下で どうしましょう・・・88歳の前田さんが入居者・スタッフなど一人一人に細かい配慮を寄せ お元気でせせらぎを引っ張ってくださっていることに感謝の気持ちをあらわしたいし・・・前田さんも米寿をとても楽しみにされていたし・・・                                                 緊急事態下だということもあって ずいぶん迷いましたが このタイミングを逃したら米寿は二度とこない! 前田さんにないしょで小さなお祝い会を計画しましょう! ということになりました。

3月4日 運営委員会が行われたサロンに皆さん残ってもらって 入居者 スタッフ ライフサポーターも集まり お得意のデザイン感覚で入居者 MT さんが作ってくれた「祝 米寿」のポスターが急遽 貼りだされ 密にならないようになるべく離して椅子が並べられました。入居者 TM さんの司会で パーティーのはじまりです。

最初に副理事長酒井さんから花籠贈呈 「今から10年ほど前にグループリビングの勉強会を前田さんといっしょに立ち上げ その2年後にここの地主である秋元さんと出会い 秋元さんのグループリビングに対する理解とご好意によってせせらぎは実現しました」とこれまでの10年を話されました。

ここで歌のプレゼントです。大勢で合唱するとコロナの危険もあるので 2人ずつ2曲だけ『逢えてよかったね』と『群青』をささやかに歌いました。コロナがくる前は「せせらぎ歌の会」でけっこうノドを鍛えていたはずが?? 4人とももう1年以上歌ってなくて 声もかすれがち。でも気持ちはいっぱい込めて ”枯れ木も山の賑わい” とばかり歌いました。                このあといろいろなプレゼントが。。。 顧問になってくださっている K さんからハート形に並べられた真紅のバラの入浴剤が いつも菜園ボランティアをしてくださっている K さんから採りたてキャベツ大一個が MTさんから可愛いポーチが  そして最後に秋元さんから色紙が 贈られました。                                          その色紙には花の絵のなかに まえだよしこにちなんでこんな言葉が書かれていました。

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えむきに                                       んをむすんで                                     れよりも熱く                                     りよい老いの暮らしを                                 っかり見すえ                                     こせせらぎの暮らしをつくりましたね」

私はこれを読んだ瞬間 お二人の絆をつよく感じました。                  お金儲けのためではなく よりよい老いの暮らしのために とグループリビングを熱く計画した前田さん その理想を共にして土地建物を提供してくださった秋元さん お二人が勇気と信念をもって前むきに縁をむすんだ・・・「せせらぎ」はその結実なんだなぁと 私はせせらぎの歴史を見た思いがして感動したのです。利潤をあげ成長しつづけるという価値観が大手をふるっている今の日本にあって 利潤もあげず成長もしないけど 私たちは幸せに暮らし 奇跡的に存続しているcocoせせらぎ。入居者として設立の志を忘れないように暮らしていかなければ・・・短いセレモニーでしたが とても大切な30分に思われました。

ちょうどお昼時 サンドイッチ・桜餅・紅茶・近所の方が持ってきてくださった野菜でスタッフの方が作った炒め物など 希望者はアクリル板で仕切られた食堂で マスクを外して静かに食べ・・・ 前田さん米寿のお祝いはおひらきとなりました。

前田さん 88歳おめでとうございます!! 私たちのためにいつも心を砕いてくださること感謝しています。 いつまでもお元気でいらしてくださいね❤︎          (R)

せせらぎに暮らして         2021・2・14

せせらぎのバレンタインデー                                            2021・2・14

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ヨーロッパでは 紀元270年ころのローマで殉教したと言われる聖バレンティヌスを記念して 2月14日には友人・恋人の間でカードを交換したり 贈り物をする習慣があったそうです。それが日本では いつのころからか女性から男性にチョコを贈る日に。

今までの人生で それぞれ家族・恋人・友だち・仕事でかかわった人など 愛の告白から義理チョコまで せせらぎの住民は何回チョコを贈ったことでしょう???                       この年になっても バレンタインデーに無関係というのはちょっと寂しい!

そのうえ今年のバレンタインデーは「今までになくせせらぎにお二人の男性がいるね しかも心優しいMさん 素敵な紳士の I さんには 何かとお世話になっている Mさんは毎晩お皿を棚にしまってくれているし パソコンでわからないことがあったらなんでも I さんに相談するものね」ということで 即刻 チョコをお贈りしましょう と決まりました。

この辺りのスーパーのチョコではなく 歩いて30分の若者の街・武蔵小杉まで元気な2人が買いに行ってくれました Mary’s とか Meiji ではなく GODIVAを!

14日の夕食どき みんなが集まったころを見計らって贈呈式を。年長のMさんが「むかし少年だったお二人に むかし少女だった私たちからです」と可愛い包みのGODIVAが手渡されました。

コロナでいろいろな催しや サロンでのすべての活動が中止になっている今 久しぶりでちょっとはなやかな空気が流れたせせらぎでした。 (R)

IMG_0007                                                                    せせらぎの裏庭で見つけた春一番の花 クリスマスローズ

 

cocoせせらぎに暮らして   2021・2・12

DSC_0473                            開きはじめたせせらぎ沿いの河津桜

共生ってなんだ?                 2021・2・12

コロナがやってきて 世界中のみんなが分かりあったことがあるのではないでしょうか。それは人間ってやっぱり集まりたいんだ なにか楽しいことを一緒にやりたいんだ・・・ということ。

街のようすをテレビで見ても 繁華街にはコロナ下でもやはり人が集まり 夕闇の道端でビールの栓を開けてふざけあう若者たち。高齢の私たちだって 今は密を避けて一人一人部屋で食べているので食堂に夕食を取りにいくのを楽しみにしているのです。食堂でお仲間の顔を見ると元気が出るし 一言二言声を交わすだけでホッとします。また いつバス券やPASMOを使って友だちに会いにいけるかなぁ・・・と外に出るのを待ちわびてもいます。

「『人』という字は 両方がほら!支え合っているでしょ?」と 仕事をする中でよく聞いた講演者の言葉です。それを地でいく「支えあって一緒に生きていこうよ」というグループリビングの暮らし方。体・心・お金の面で「自立」し でも1人暮らしではなく ゆるやかに支え合う「共生」の暮らし方 「自立と共生」に共鳴してcocoせせらぎに10人が集まったのですが・・・

トットコ自由に歩いていく体力があり 心も10人十色それぞれ好きな方向を向き 日々の生活をそこそこ維持できる経済的基盤もあり 今までの人生の積みかさねで勝ちとってきたといえる「自立」。だから自立は私たちにとって わりと納得しやすいテーマです。ところが「共生」となると そう簡単ではありません もっているイメージがみんなちがいます。よかれと思ったことが。。そんなはずじゃなかったんだけど。。こっちの方がいい。。あっちの方が。。と みんな頑固です(私も)。  共生ってむずかしい!

もし誰かがちょっと離れた所から見て 70、80のジジババがこんなこと・・・と思うくらい アニメにしたらさぞ面白い作品になるかなぁと思うくらい ほんのちょっとした行き違いの小さな場面が日々くりひろげられています。最後まで社会の中で生きていけると思えば 楽しいとも言える毎日ですが。

先日 cocoせせらぎがよくお世話になる介護事業所ホッとスペースが 「共生」というテーマでzoomシンポジウムを主催されたので 参加してみました。そのなかでホッとスペース所長佐々木炎氏が共同体の共生ということについて 次のように話されました。

『共同体としてうまくいっているなぁ 共同体のなかで虐待とか自殺とかいじめというような困った問題がないなぁ という例をみると かならずそこに三つの条件がある。          ①その共同体を構成している人たちは とくに仲よしでもなく お互いが挨拶する程度     ②でも何かあった時には助け合う                             ③構成員同士 失敗したら「そんなこともあるよなぁ」と許しあえる             この三つの条件がある所は うまくいく。                        今 自己責任といわれ自立を迫られ世の中がパンパンになっている時 支えきれない家族が虐待や自殺を起こしているが それを支える地域とか もう少し狭い範囲のグループやいっしょごはんの助け合う仲間が コロナ下で大切になってくる。』  と話されました。

本当にそうだ 私たちも柔らかい心をもって生きていきたい。小さい時から人に迷惑をかけないようにとしつけられ 仕事では失敗を許されないで生きてきた私たち。なにかあったときには気軽に「助けて!」と言える・・・失敗したら「私だって失敗することあるんだから」と許しあえる・・・せせらぎを そんな自然な互助の場所にしていきたい。

せせらぎの入居者がやっと10人になって運営が落ちつき 今あらためて共生ということを学ぼう!というところまで 辿りついたんだなと思います。コロナがおさまってきたら「高齢者が共に生きる」をテーマに勉強会をはじめる予定です。 (R)

 

cocoせせらぎに暮らして     2021・1・1

cocoせせらぎに暮らして              2021・1・1

IMG_0005 2 あけましておめでとうございます。10人の平均年齢が77〜78歳の高齢者の共同住宅せせらぎにも あたらしい年がやってきました。

お正月らしく改まって新年を迎えましょう というみんなの気持ちが集まって 元気な牛のデザインで玄関やサロンや食堂を飾ってくれる人 好きなお酒を用意してくれる人 玄関の門松やお正月の花 破魔矢まで入り 新年を迎える雰囲気ができました。ま                                           そしてなにより 大晦日から大奮闘のお料理スタッフさんによって 色とりどりのお節の用意が。お正月の朝のためにと ふっくらピカピカの黒豆や 生酢 田作り 酢蓮 筑前煮 お雑煮などが 心を込めて冷蔵庫に詰められました。

元旦の朝 お膳を用意しようと三々五々エプロン姿で集まった私たちは お節で皿を飾り 約束の9時に備えました。9時になりました ところが一人たりません。何してるんだよ〜・・・お化粧でもしてる? とか言っているところに 黒のスーツと真っ白のワイシャツでびしっときめて現れた紳士ひとり あまりに決まっていて 今までの文句も忘れて思わず拍手が。                                          記念の写真をとって 一番先輩Mさんの音頭で乾杯し 待望のお正月の宴がはじまりました。せせらぎ2021年の最初の食事でした。戦争の時代からコロナの時代まで 70年80年の時間を旅してきた私たち・・・今年はどんな一年になるでしょうか。コロナに負けず 皆が元気で過ごせますように・・・       (R)

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cocoせせらぎに暮らして 2020・12・15

せせらぎに暮らして       2020・12・10

 

IMG_0005 4『認知症を学ばなければ・・・』 かわさき市民公益活動助成事業によるコラボ勉強会

cocoせせらぎも7年目にはいり その間Aさんというお仲間が ” もしかして認知症?“ というところから    “ これはなんとか手を打たなくては”  ” Aさんはいつまでcocoせせらぎにいられるだろう”  とか考えなければならない という体験がありました。                    そのとき私たちは認知症についての知識もなく Aさんが少しずつ普通の生活ができなくなっていく病状の進行についていけず ただおろおろしていたことを思い出します。Aさんと もう一人の方の認知機能の衰えを体験し 私たちは「認知症は他人事でなく自分事なんだなぁ」という覚悟をもちました。

今回 川崎市民センターの活動助成事業があると聞き ぜひ認知症についてみんなで学習したい!と応募したのは そんな思いからでした。                         他組織との共催が条件だったので いつもお世話になっている ”ホッとスペース介護事業所” とのコラボをお願いし 「認知症専門医の川崎幸クリニック杉山孝博先生の講演と ”認知症の人と家族の会” の方にも話していただく勉強会」ということに決まりました。               公の助成をお願いするにはたくさんの応募書類が必要で 目的 規模 コラボ組織の情報 使用会場 役割分担 予算 広報計画・・・7、8ページもある記入事項に 事務局長の F さんは四苦八苦。自宅持ち帰りでやっと書類ができあがり 市民センターに提出されました。

助成が決まったのは5月下旬 さて 具体的な準備にとりかかろうとしていた矢先に コロナ禍がどんどん広がっていきます。見通しがたたないなかでしたが「助成をムダにしないように なんとか実現させましょう!」を合言葉に チラシを作り募集も開始しました。            しかし「コロナ緊急事態」「ロックダウン」などという言葉もでてくるなか 見直しをせまられ 市民センターからは指導伴走者も来てくださり 計画を練りなおしていきました。高齢者の参加が多いと予想され 三密を避けるためにはzoomのお世話になるしかないということになり 思いがけずzoomに初挑戦!ということまでありました。

2020年9月27日(日)1:30~ 中原自治会館の会場に30名くらい zoomでの視聴申込約40名の参加で コラボ勉強会は無事行われました。                       杉山孝博先生は「認知症を理解するための9つの法則・介護するための原則」を話されました。たとえば認知症とは知的機能の低下によってもたらされる生活障害であること。聞いたこと話したことを直後に忘れる しかし感情だけは残像のように残ること。同じことをくりかえす・身近に世話してくれる人には症状が強く出て他人には体裁をつくろう・症状がまだらである・非常にこだわりが強い・老化の速度が速い などなどのお話があり じょうずに介護するためには 認知症の世界に合わせて 時には演技する気持ちで接することが有効だということも。           家族の会が製作した『認知症と向き合う』という短編映画の上映と ずっとお義母さんを介護された経験者のお話があり 質疑応答もふくめて 3時間におよぶコラボ勉強会は終了しました。

勉強会を開催するにあたって お忙しいなか時間を割いて認知症の医療・介護の基礎知識を私たちに話してくださった杉山先生 助成と支援をいただいた市民センター コラボに応じてくださった「ホッとスペース」はじめ 家族の会の方々 その他多くの方のご協力があって 開催までこぎつけました。ありがとうございました。

IMG_0001 3               質問に答える杉山先生と司会のホッとスペース所長佐々木炎氏

 参加しての感想

私にとって ぼんやりした知識しかなかった認知症ですが 杉山先生や他の方々のお話を聞いて すこし輪郭がはっきりしてきました。                           先生は講演の冒頭で このように言われました「認知症は特別な病気ではありません。75~80歳の20%   80~85歳の40%   85~90歳の60%は認知症です。」                  それを聞いたとき 私(79歳)の年代は20%の確率で認知症になっているんだ・・・と納得したのですが その時ふと自分の脳みそのことを思いました。もしかして20%というのは人の数ではなく その年代の人の脳みその20%が機能を失いはじめているとも言えるのではないかと。自分の日々をかえりみると 忘れ物・失くし物が多い・言葉がでてこなくて「あれ、これ」ばかり言っている・数字の記憶があやふや・昨日の夕食のメニューがすぐにでてこない・・・などなど私の頭の中の20%はたしかにイカレているな~と。

栄養・衛生状態が良くなり 医療が発達し 今や100歳まで生きる時代になりましたが 本来ヒトとしての寿命は50ー70歳だと 新聞記事で読んだことがあります。よくもまぁ 私の心臓 胃袋 肺は79年間1日もやすまず 働いてくれたものです。そのおかげで 今日もなんとか元気に動きまわっていますが 目はかすみ耳はとおくなり 各部品は確実に傷んでいます。きっと脳みそだって79年間の記憶に耐えられなくなっているのでしょう。                    だから老年の認知症は 病気というより手助けが必要な状態と言ったほうが合っているのでは・高齢期まで生きることができた幸せな人がかかる病気とも言えるのでは・・と先生のお話を聞きながら思ったのです。家族や地域の人々が 老年期の当たり前の姿として 自分の未来の姿として 受け入れてくれるようになったら 認知症もあまり不幸でなくなるのではないでしょうか。

私は自分に言いきかせました。認知症 恐れるなかれ嘆くなかれ! 認知症になれるほど長生きできたことを喜ぼう! そして認知症になってない正常な部分を働かせよう!と。        脳は脳だけで働くのでなく 感動することで刺激を受けるのだろうから 今日もワクワクに出会えるよう アンテナを張ろう!!                 (R)

 

cocoせせらぎに暮らして          2020・12・10

dav

10人入居おめでとう歓迎会                                【いつもせせらぎ生活を事務局長として またライフサポーターとして支えるFMさんが 11月5日に行われた歓迎会の様子を寄せてくれました。】

cocoせせらぎ7年目、男性2人を合わせて入居者10人になったお祝いとして 運営委員会(三役)は歓迎会を開きました。いつもの食堂で いつものようにみんなでお昼をいただくことから始まりました。

自己紹介は コチコチにならないように 男声合唱団のメンバーとして活動している I さんの歌から始まりました。季節はいま晩秋・・・「もみじ」そして「里の秋」の2曲です。のびやかでゆったりした歌声は みんなの気持ちをリラックスさせてくれました。              そして 一人一人の紹介にはいりました。

M さん  川崎生まれ せせらぎ誕生からの大先輩。7年の紆余曲折を歩み続けてきた大いなる信望の人。

TMさん  チャキチャキの江戸っ子 現役のインテリアデザイナー。部屋のレイアウトなど気軽  に相談できる人。

O さん  東京生まれ 長くお勤めをされ 引越しでがんばりすぎて入院。持ち前の “ 前向き思考 “        で明るい努力家。

N さん  お淑やかな中にキリッとした強さが。読書と音楽が大好き。傾聴ボランティアを今もつづけています。

I さん   高齢者の暮らし方についても実践経験もあり オールマイティーな人。何気なく力を貸してくれる頼りになる人。

R さん   アイディア豊富 行動力 抜群の正義感。穏やかなやさしさのなかに ピリッとした香 辛料のある人。

F さん  多彩な人生経験の話は魅力的。人を見る心がやさしく ほっとできる時間を与えてくれる瞬間を携えている人。

MTさん  冷静 沈着 信頼の人。宮島さんへの温かい関係は 何者にも勝るという支え方が思い出されます。

S さん  物事を理論的 科学的に追求し 判断する人。学ぶべき点がありすぎて でも学びたい人。

C さん  潔癖な人柄は右に出る人がいない。細かいことを任せても完璧にこなしてくれる。人知れず細やかな気遣いもあるピュアな人。

たった1時間半の短い時間のなかで 食事をたのしみ 秋にふさわしい独唱に導かれて 10人それぞれの人生を語り合い cocoせせらぎで共に暮らす仲間としての結びつきが 今までよりほんのちょっと深まったような気がしました。                          「自立と共生」という高齢者の住まい方の良さがいっぱいつまった 仲のよいcocoせせらぎにしていきましょう。

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「おいしいの一言」              調理スタッフのAさんから寄せられた原稿です

7年前 私の家の近くに「cocoせせらぎ」が建築されることになりました。          知り合いだったオーナー 秋元さんから「ぜひ 調理のスタッフとして手伝って!」と声をかけられ 手伝うことにしました。

しかし なかなか建築は形にならず・・・やっと棟上式になり その手伝いから始まりました。 施工会社の白田さんの事業所まで 秋元さんの車で出かけ 棟上式に使うお餅を作りました。  最近では棟上式でも お餅を屋根の上から撒くことは見なくなりましたので ひさしぶりに見る景色でした。いよいよ建物ができあがり 入居者も4人からはじまりました。           調理スタッフは 日替わりで4人で担当しました。

今年の10月からは 長年の夢であった10人の入居者を迎え 夕食どきもにぎやかに なごやかになりました。作る側にとってはうれしい悲鳴です。買い物も倍になり 調理時間も倍になり 6時の夕食時間に間に合わせようと孤軍奮闘しています。ほとんど下ごしらえなど 家でやってくることも多くなりました。                                   でも出来上がって 入居者の皆さんから「これ おいしいね!」って言われると 買い物や時間との戦いの苦労も忘れて うれしい気持ちで帰路につきます。

これからも皆さんの健康を考え「おいしいの一言」がもらえるよう 頑張りたいと思います!!